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10/14
2014

ループ・イフダンのリスク管理[七瀬玲さん(3)]

今週も先週に引き続き、七瀬玲さんについてです。

 

(連続発注機能の達人[七瀬玲さん(1)]についてはコチラ!)

 

(自己流ナンピンを自動化[七瀬玲さん(2)]についてはコチラ!)

 

米ドルと豪ドル、2つのシステムを稼働中

 

米ドル/円と豪ドル/円、2つのループ・イフダンで運用している七瀬さん。米ドル/円を15銭ごとに買っていくシステムでは先月は1579pips、豪ドル/円を40銭ごとに買っていくシステムでは442pipsと大きく稼いでいるようだが、しかし、運用資金の目安は100万円あたり1000通貨。1579pipsの利益は1万5790円だから100万円に対する収益としては物足りなくも感じるが。

 

「バックテストによると過去10年の1日平均利益は2システムとも100pipsほどです。今年前半は例年に比べてボラティリティが極端に低かったためパフォーマンスが低めですが、他の投資手法でも同じような傾向だろうと思います。ループ・イフダンのようなナンピン手法では、リターンだけでなくリスクに注意する必要があり、一時的に含み損がふくらむことがありますから、いちばん大事なのは下落時の最大損失を把握すること。最悪のケースを想定し、そのときにもロスカットされないようにリスクを管理していれば、含み損を抱えながらもコツコツと稼いでくれ、相場が回復したときには含み損も解消されます」

 

ロスカットをいかに回避するか

 

ここはとても大切なポイント。ループ・イフダンのようなナンピン手法では、発注を自動化できる代わりに細心のリスク管理が求められる。レバレッジを大きくかければ平時には高収益となるが、急落時にはロスカットされてしまい利益が吹き飛ぶばかりか運用を続けられなくなるリスクを負う。

 

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史上最安値を視野に入れたリスク管理

 

「『史上最安値まで下落したときの損失が元本を超えないように』というのが、私のリスク管理ルール。米ドル/円なら1ドル=75円台まで落ちてもロスカットされないよう、取引数量やループ・イフダンの値幅などを調整するというのが基本的な考え方になります」

 

ループ・イフダンのリスク管理で考えるべき要素は取引数量、取引値幅、それに最大ポジション数だ。

 

取引値幅だが、ナンピン手法では1円幅で買い下がるよりも15銭幅で買い下がったほうが、より多くのポジションをとることになり下落時の含み損も大きくなりハイリスク。その代わり、15銭幅なら新規注文と利益確定をより頻繁に繰り返すので、収益率も高まることになる。七瀬さんが使っている15銭幅のループ・イフダンはもっとも値幅の狭い攻撃的なシステムだ。

 

「もうひとつ大切なのが、『最大ポジション数』の設定。ループ・イフダンでは最大いくつのポジションをとるのか、制限をかけられます。これが最大損失を限定するのに有効です。買い下がっていき最大ポジション数に達したあとは新たなポジションはとりませんが、豪ドルなどであればスワップはもらえます。含み損の拡大を抑え、相場が回復するまではスワップでしのぐという戦略です」

 

リスク管理の具体的な方法論、もう少し聞いていこう。

 

(「最大ポジション数」が大事![七瀬玲さん(4)]についてはコチラ!)

 

【プロフィール】
七瀬玲さん
東大卒の理論派専業トレーダー。もともとは裁量取引を中心に手がけていたが、ループ・イフダンの登場とともに運用の主軸を変更。現在はループ・イフダンを中心に運用している。七瀬さんの「ループイフダン検証ブログ」はループ・イフダンに関する豊富なデータ、運用の際の考え方などがまとまっており、公式サイトよりも情報は充実しているほど。

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ブロガープロフィール

高城 泰

投資ライター 高城 泰(takagi yasushi)

早稲田大学政治経済学部卒業。編集プロダクション「ミドルマン」所属。「週刊SPA!」や「ダイヤモンドZAi」など雑誌や書籍を中心に活動するマネーライター。「超カンタン一点突破FX」(扶桑社)、「めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作ったiPhoneでFX入門!」(ダイヤモンド社)などFX書籍のプロデュースを多数手がけている。

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