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4/6
2015

今週の相場展望(4月6日~10日)

ドル円

 

【先週の復習】

週初は月末で実需のドル買いが多く、一時120.23円まで上昇。しかし米国雇用統計やイースター休暇を控えて動意は乏しく、119円台での一進一退が続きました。金曜日に発表された3月の米国雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が+12.6万人と予想の+24.5万人を大幅に下回り、1月・2月分も計6.9万人下方修正。この結果を受けて、米国10年債利回りは一時1.80%台まで低下し、ドル円は118.72円まで下落しました。

 

【今週の展望】

今週はイースター休暇明けの市場が利上げの先送りを織り込み始めるかどうかがポイントで、水曜日(日本時間木曜日未明)に公表される3月17・18日開催分のFOMC議事録が注目材料となるでしょう。当日の声明では「忍耐強く」との文言を削除したものの、利上げ時期に関しては「労働市場がさらに改善し、中期的にインフレが2%目標に向かっていくと合理的に認めたとき」と慎重姿勢を示しました。議事録で利上げを急ぐべきでないとの意見が強調されるようなら、利上げ開始が来年にずれ込むとの見方が強まり、ドルの下値は一段と脆弱となるでしょう。今週はレンジの下限を探る動きを想定し、慎重スタンスで臨むべきと考えます。

 

<米ドル/円 1時間足チャート>

※クリックすると拡大します
※チャート提供:リメンバーFX

 

先週の方向性:→

 

ユーロドル・ユーロ円

 

【先週の復習】

先週は、米国雇用統計に対する期待感からドルを買う動きが先行し、ユーロドルは1.0713ドルまで下押し。ユーロ円も128.40円まで連れ安となりました。しかしその後はイースター休暇前のショートカバーが強まり、1.09ドル台、130円台へ反発。金曜日は、米雇用統計が弱い内容だったことを受けてユーロドルは一時1.1027ドルまで上昇し、ユーロ円も一時130.97円まで押し上げられました。

 

【今週の展望】

米国雇用統計が予想外の弱さを示したことで、ドル独歩高の動きが反転し、ユーロは対ドルを中心に上値を試す展開となりそうです。ギリシャ問題は依然気がかりですが、「今週にも資金枯渇」とも報じられている割にユーロはさほどの動揺を見せておらず、市場は「ギリシャはすでに死に体」と割り切っている可能性があります。豪準備銀行の追加緩和観測を背景に、豪ドルを売ってユーロを買い戻す動きも活発化しており、ユーロは最弱通貨の座を脱しつつあるようです。今週は対ドルで1.10ドル台ミドルの抵抗線を試す展開が考えられ、対円も130~131円台で底堅く推移しそうです。

 

先週の方向性:ユーロドル、ユーロ円:↓↑ 

 

<ユーロ/米ドル 1時間足チャート>

※クリックすると拡大します
※チャート提供:リメンバーFX

 

他の通貨ペアに関してはマネックスFXのブログをご覧下さい。

 

アナリスト雨夜の相場展望

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ブロガープロフィール

雨夜 恒一郎

為替アナリスト 雨夜 恒一郎(amaya koichiro)

JPモルガン、BNPパリバなど大手外資系銀行で、20年以上 にわたり外国為替部門の要職を歴任。「ユーロマネー」誌における東京外国為替市場人気 ディーラーランキングに上位ランクインの経歴を持つ。フリーランス の現在、独自の鋭い視点で為替 相場の情報を提供中。