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4/27
2015

今週の相場展望(4月27日~5月1日)

ドル円

 

【先週の復習】
先週は、ギリシャ懸念を手掛かりに週初は118.53円と下値をトライしたものの、日経平均が2万円を回復したことを受けて円売りが強まり、120円台へ反発。一時120.09円まで上昇しました。しかし金曜日は、関係者の話として、「日銀は16年度、17年度の2年連続で物価2%上昇を展望しており、異次元緩和の出口が視野に入ったと語った」と報じられたことや、米3月の耐久財受注が弱い内容となったことを受けて、118.83円まで反落しました。

 

【今週の展望】
今週は火・水曜日に開催されるFOMCが注目材料。前回3月17・18日のFOMCでは、「中期的にインフレが2%目標に向かっていくと合理的に認めたときに、利上げが適当になる」との声明が慎重すぎる印象となり、早期利上げ観測が大きく後退。

 

しかしFOMCメンバーの多くは依然年内利上げ開始が適切であると主張しており、利上げに最も慎重とみられるイエレンFRB議長すら、「今はまだ時期は来ていないが、年内に利上げが適切な状況になる」と予想しています。6月利上げの可能性はほぼ払拭されている一方、12月も年末で利上げしにくいことを考えると、利上げ開始は9月が最も現実的です。市場の金利観とFRB当局の意向の乖離が大きくなっていると言えます。

 

FOMC声明をきっかけに、市場の金利観が大きく修正され、ドルが予想外の上昇を見せる可能性も想定しておくべきと考えます。

 

先週の方向性:↑↓

 

<米ドル/円 1時間足チャート>

※クリックすると拡大します
※チャート提供:リメンバーFX

 

ユーロドル・ユーロ円

 

【先週の復習】
先週は、月内のギリシャ支援合意に楽観的な見方が浮上したことや、弱い米国指標を受けてドルが売られたことから、ユーロは堅調な動き。金曜日には、ドイツ4月のIFO景況感指数が108.6と予想の108.4を上回ったこともサポートとなり、ユーロドルは1.0900ドル、ユーロ円も一時130.11円まで上昇しました。しかしユーロ圏財務相会合で協議の難航が伝えられると上値が重くなり1.0805ドル、128.84円付近へ反落。その後は週末を前にポジション調整モードとなり、1.08ドル台後半、129円台前半に収束しました。

 

【今週の展望】
FOMC声明が予想に反してタカ派的になった場合、米金利上昇・ドル高の流れが強まる公算となることから、ポジションを傾ける前に声明内容をよく見極めたいところ。中期的にはまだ1.05-1.10ドルのレンジ内で推移する可能性が高く、レンジのどちらかを突破するまでは中立スタンスで小刻みに売買すべきでしょう。ユーロ円も128-131円が当面の居心地の良いゾーンとなりそうです。

 

先週の方向性:ユーロドル↑、ユーロ円↑

 

<ユーロ/米ドル 1時間足チャート>

※クリックすると拡大します
※チャート提供:リメンバーFX

 

他の通貨ペアに関してはマネックスFXのブログをご覧下さい。

 

アナリスト雨夜の相場展望

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ブロガープロフィール

雨夜 恒一郎

為替アナリスト 雨夜 恒一郎(amaya koichiro)

JPモルガン、BNPパリバなど大手外資系銀行で、20年以上 にわたり外国為替部門の要職を歴任。「ユーロマネー」誌における東京外国為替市場人気 ディーラーランキングに上位ランクインの経歴を持つ。フリーランス の現在、独自の鋭い視点で為替 相場の情報を提供中。