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12/22
2016

2016年最後のFOMCを受けて

直近の為替相場のテーマはコレ!2016年最後のFOMCを受けて

 

今回の『米利上げ』による相場への影響

 

先週はビッグイベントであるFOMCを経てドルの上昇は続いたが、株式市場に関してはまちまちの動きとなった。

 

ドルインデックスは週間で1.31%の上昇となったが、ドル円は2.22%の上昇、ユーロドルは0.76%の下落となりドルの上昇の中でもドル円の上昇、言い換えれば円の下落が顕著だった。

 

このドル円の上昇を受けて日経平均は2.13%の上昇、TOPIXは1.66%の上昇と日本株は顕著だったが、米国株の動きは、まちまちとなった。

 

ダウは0.44%の上昇となったが、SP500は0.06%の下落、ナスダックは0.13%の下落となった。

 

FOMCは予想通り0.25%の利上げを行いFFレートの誘導目標を0.5~0.75%とした。

 

GDPの予想は2016年が1.8→1.9%、2017年は2→2.1%に上方修正、失業率は2016年は4.8→4.7%、2017年が4.6→4.5%に上方修正、PCEは2016年は1.3→1.5%に上方修正し強い経済予想を出してきた。

 

ここからの『2017年の米利上げ予想』による相場への影響

 

注目されたドットプロットは、2017年末は1.25~1.5%のところに集中。

 

ということは2017年末まであと3回の利上げ予想となった。

 

この結果を受けて米10年債利回りは2.57%付近まで上昇し、FEDWATCHによると2017年12月までに1.25~1.5%への利上げの織込み度は42~43%となっている。

 

記者会見でイエレンFRB議長は経済は著しく進展し、小幅の利上げであまり影響を与えないだろうと発言。

 

緩和は引き続き継続、中立的なFFレートはかなり低い状態だが、インフレはまだわれわれが普通だと考えるものより低いものとなっていると述べた。

 

またドルのレベルについては語らず、トランプ氏の政策に関しても答えなかった。

 

ドットプロットで来年の利上げが3回になったことでドル円は114円台から118円台に上昇、ユーロドルは1.05を下抜けしてドル高が加速した。

 

今週に入り何度か118円台にはのせるが、さすがにここからの上昇の勢いは鈍っている。

 

しかし116.50付近もサポートされクリスマス休暇を前に116.50~118.50のレンジと思われる。

 

ユーロドルも1.0350付近がサポートされ1.0350~1.05のレンジなっており、クリスマス明けの市場が待たれる。

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ブロガープロフィール

田代 岳

アナリスト 田代 岳(tashiro gaku)

シティバンク銀行、スタンダード・チャータード銀行で、金融、マーケット部門で仕事をし、為替ディーラーとして活躍。マーケット部門の中で外国為替、金利、債券の取引を行い、資金の運用を担当した経験を活かして、日本の個人や中小企業に正しい金融情報を伝え、日本人の資金の有効活用、しいては金融で日本人を元気にすることが使命であると考えている。投資家向けのみならず、現在は一般の方や中小企業向けにわかりやすく話す講演やセミナーも人気である。

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