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先週は、株価の下落と長期金利の上昇、そしてドル高傾向でで終わりましたが、その中で特異なのはオーストラリアではないでしょうか。

 

世界的に10年債利回りが上昇する中で、豪州債は逆に低下。世界的なドル高傾向の中で、主要通貨の中ではAUDUSDの下げが最も大きくなっています。そして、米10年債と豪10年債利回りが逆転していることは驚きで、このような現象は記憶になく私の持っている10年前からのデータでも見つけることはできません。

 

先週一週間を比較してみると、日経平均株価-1.51%、ダウ-4.12%、独DAX-4.16%、英FTSE100 -2.9%、「豪S&P/ASX200+1.18%」、10年債利回りは、米2.66→2.84%、独0.63→0.77%、英1.44→1.58、「豪2.84→2.83%」、VIXは11.08→17.31へ上昇し、BTCは下落へ。

 

為替相場はドル高傾向を強めていますが、EURUSDは上昇しユーロの底堅さを感じます。AUDUSDの下げ幅が最も大きく、結果的にEURAUDは前週1.5319→1.5717まで約2.6%近く上昇しています。USDJPY108.598→110.152(+1.44%)、EURUSD1.2429→1.2455(+0.21%)、GBPUSD1.4163→1.4120(-0.31%)、「AUDUSD0.8109→0.7920(-2.32%)」、USDCAD1.2314→1.2421(+0.87%)。

 

さて、今週の為替相場は、8日に1月22日に可決された米暫定予算の期限が到来し再び与野党でもめ失効リスクはないのでしょうか? その流れも注意が必要です。それと、今週の主な材料でも取り上げていますが、豪中銀(RBA)、NZ中銀(RBNZ)、英中銀(BOE)と金融政策の発表があり、主要中銀の関係者から多くの発言が予定されています。最近の金利の上昇と株安に関してのコメントが出ることは当然ながら予想され、その発言内容で相場が動くことが多くなりそうです。

 

先週の強い米雇用統計を受け、FOMCの利上げ期待が年内3回から4回へと上方修正する動きも一部でありますが、株価の下落がさらに続くようでしたらその可能性が弱まることになりそうです。

 

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今週の【通貨ペア別のレンジ予想】

 

◎USDJPY【予想レンジ108.50~110.50、109.80~111.50 いずれか決めきれず】

 

USDJPYは、ムニューシン米財務長官のドル安擁護発言で110円台を割り込み、黒田日銀相場の円高抑制発言にも関わらず、日銀の政策転換期待や円ショートの切りも入り、テクニカル主導で一時108.30円まで下落しましたが、FOMCと米雇用統計と9日間経て110円台を回復し元の水準へと逆戻りしています。USDJPYはここからが正念場で、ダブルトップで108~110.50円の水準となるのか、110~111.50円の水準へと上昇するのか両方向の可能性があり見極めが必要です。

 

DailyチャートのBBは、Basis=110.42、Upper=112.83、Lower=108.01で、Basisの110.42近辺を先週は高値に上げ止まっており、今週もこの水準近くとなる110.40~50が抜けられるかを意識したくなります。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=66.54 D=34.67と買い変化し、ニュートラルゾーン近くにあります。

 

DailyチャートのMAは、200日MA close=111.71、high=112.11、Lower=111.30、36日MAは close=111.50、high=111.91、Lower=111.18に位置し、売り傾向の中で、乖離幅が大きい状態となっています。、

 

IMM通貨先物は、【円】前週-122,870→-114,696(8,174)、円は、2016年11月29日か62週間連続してショートで、NO.1の地位を維持しています。集計日の終値は108.77円で高傾向が強くデータでは円のショートが8,174コントラクト減少していますが、先週末は110.15の円安で終了し円のショートが逆に拡大している可能性があります。

 

USDJPYオプションのリスクリバーサルではロンドンベースで、1週間が前週-1.0%と円コールオーバーで前週と変わらず、6か月超えはややマイナス幅が拡大し円高を意識した動きとなっています。

 

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◎EURUSD【予想レンジ 1.2300~1.2550】

 

EURUSDは米国を含め他国から資金流入が続き、週ベースでは7週連続で上昇を続けています。過去の水準と比較すると2014年12月に1.25を割り込み下げ幅を加速した水準まで値を戻し達成したことになります。GBPUSDも1.4300台とブレグジット前後の水準近くへを達成しています。これでダブルトップを達成し下落へと変化するのか、それとも新たな上昇局面にはいるのかを決める重要な週になりそうです。 BOEの金融政策委員会の決定と政策委員の発言、ECB理事らの通貨高けん制の有無を含めた金融政策に関する発言を注目しながら、それを判断したいと思います。。

 

DailyチャートのBBは、Basis=1.2260、Upper=1.2600、Lower=1.1919で、上昇傾向が続き、週ベースでは7週連続で上昇を続けています。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=64.41、D=76.87と売りへと変化し、買われすぎゾーン近くにあります。

 

DailyチャートのMAは、200日線のclose=1.1677、36日線はclose=1.2106と共に乖離幅は縮小せず上昇傾向を維持しています。

 

IMM通貨先物は、【ユーロ】前週144,717→148,742(4,025)、ユーロは、2017年5月9日から39週間連続してロングロングで、NO.1の地位を維持し前週よりロングを拡大させ、データを取り出した2009年1月以来で最大を継続しています。EURUSDは集計日の終値1.2402から先週末も1.2455と小幅ですが上昇しています。

 

EURUSDのオプションのリスクリバーサルは、ロンドンベースで1週間が前週0.70と変わらず。1か月は0.25→0.20%へと小幅低下、6か月超は逆にEURコールが上昇しユーロ先高リスクを意識しています。

 

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◎AUDUSD【予想レンジ0.7750~0.8050】

 

AUDUSDは、原油や資源価格の上昇や中国経済の持ち直し期待が強い反面、他の主要国通貨と比較して弱さが目立ちます。10年債利回りが米国と逆転していることも通貨安の要因になっているのではと勘繰りたくもなりますが、この傾向が一時的なのか、それとも今週も継続するのか注目しています。また、0.8100台は昨年9月の高値水準と同じでこの水準を回復できない限り売り圧力が続く可能性もあります。

 

DailyチャートのBBは、Basis=0.7979、Upper=0.8145、Lower=0.7812で、Basisを割り込み売り圧力が続いています。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=0.96、D=24.43と売りを継続中ですが、売られ過ぎの水準で強い下落基調以外では反転する可能性もありあす。WeeklyチャートのStochでは、K=90.42、D=89.68と、買われすぎゾーンで売り変化の可能性が高く、長期的な下落基調につながるリスクもあります。

 

DailyチャートのMAは、200日線のclose=0.7743、36日線はclose=0.7876にあり、これらの水準が重要になってきます。

 

IMM通貨先物は、【豪ドル】前週16,679→13,151(-3,528)、豪ドルは、小幅ながら1月9日からは4週連続でロングを続けていますが、先週は前週比で低下し弱さが目立っています。集計日のAUDUSDの終値0.8080から、先週末の終値は0.7920と豪ドル安へと動いています。

 

AUDUSDのオプションのリスクリバーサルは、ロンドンベースで1週間が前週0.05→-0.35とAUDコールからプットへと変化、1か月-0.25→-0.35、6か月-0.50→-0.60、12か月-0.75→-0.85とAUDプットが拡大し先安リスクを意識しています。

 

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今週の主な材料(2月5日~2月9日)

 

今週8日には1月22日に可決された米暫定予算の期限が到来します。予算案をすんなり成立させることができるのでしょうか? 影響度合いは弱くなってはいますが失効リスクは消えずドル相場の変動要因として残っています。

 

さて、今週は豪中銀(RBA)、NZ中銀(RBNZ)、英中銀(BOE)と金融政策の発表が多く、かつ、通貨当局者の発言が非常に多く週となっています。先週は米10年債利回りを含めて世界的に長期金利は大幅に上昇し、その影響なのか世界的に株価は下落しましたが、当局者はこれに関してどのようなコメントを発するのでしょうか? 市場の動揺を抑える発言も予想されますが、発言には十分注意してください。

 

豪中銀は1.5%、NZ中銀1.75%、英中銀0.5%とのそれぞれ政策金利の据え置きが予想されています。金融市場が乱れ気味の中でどのような声明や今後の見通しを発表するのか、非常に気になります。特にカーニーBOE総裁は1月30日に上院議員に対して「賃金の伸びが間もなくインフレを上回り始めると予想」、「インフレに焦点を置くより従来型の金融政策に移行することが重要」と発言しておりBOEの金融政策委員会の発表を注目しています。

 

米国では3月の追加利上げがほぼ確実となっていますが、パウエルFRB新議長の登場で何らかの変化が生じるのでしょうか? 今週は残念ながら新議長の発言予定を確認できませんが、多数のFRB理事や連銀総裁発言が予定されており、特に7日のダドリーNY連銀総裁を注目しています。

 

「主要な経済指標(除く米国)」
2/5 (月)ユーロ圏各国PMI、ユーロ圏小売売上高、
2/6 (火)豪貿易収支、豪小売売上高、
2/7 (水)NZ雇用統計、
2/8 (木)中国貿易収支、
2/9 (金)中国CPI、カナダ雇用統計、

 

「米国発の経済指標」
2/5 (月)米ISM非製造業景況指数、米PMI
2/6 (火)米貿易収支、
2/7 (水)—–
2/8 (木)新規失業保険申請件数
2/9 (金)卸売売上高・卸売在庫

 

「金融政策・経済予測関連」
2/5 (月)—–
2/6 (火)豪中銀金融政策
2/7 (水)欧州委員会経済予測
2/8 (木)NZ中銀金融政策、ECB経済報告公表、英中銀(BOE)金融政策
2/9 (金)豪中銀四半期報告

 

「要人発言」
2/5 (月)—–
2/6 (火)バイトマンド連銀総裁、ブラード・セントルイス連銀総裁
2/7 (水)ノワイエ仏中銀総裁、ラウテンシュレーバーECB理事講、カプラン・ダラス連銀総裁、ダドリーNY連銀総裁、エバンズ・シカゴ連銀総裁
2/8 (木)ウィリアムズSF連銀総裁、バイトマン独連銀総裁、ロウ豪中銀総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁、メルシュECB理事、プラートECB理事、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、ウィルキンス・カナダ中銀副総裁
2/9 (金)ジョウージ・カンザスシティ連銀総裁、カンリフBOE副総裁

 

「今後の主要材料(一部重複)」
2/3 イエレンFRB議長任期満了 パウエルFRB新議長就任
2/6~8 ペンス米副大統領来日
2/8 米暫定予算期限
2/8 カタルーニャ州新政権の承認投票を実施期限
2/9~25 平昌冬季オリンピック
2/12 トランプ政権、2019年度予算教書を発表
3月以降、EU首脳は英国とEU離脱の第2段階を協議予定
3/4 (日)イタリア総選挙
3/13 (火)ペンシルベニア連邦下院補欠選挙

 

今週の予定の詳細は別表をご覧ください。

 

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20180205oota1

 

20180205oota2

 ドル円は年初こそ113.380円(1/8高値)へ上値を伸ばしたものの、その後はほぼ一貫して下値を模索しました(①)。米暫定予算への懸念/日銀緩和縮小観測(いわゆる日銀出口への思惑)/ドル安政策への転換懸念等…、「手を変え、品を変え」をしながらの下値追いは「ドル安は貿易にとってよいこと(ムニューシン米財務長官)」発言で110円の大台ラインを割れ、「ようやくインフレ目標(2%)に近付いてきた(黒田日銀総裁)」発言で108.266円(1/26安値)まで拡大しています(②)。

 

 もっとも「手を変え、品を変え」の部分(下値追い材料)は、ここに来て“一つ一つ剥落もしくは後退”に転じつつあります。その結果、ドル円相場は下げ渋りに転じており、日銀/トランプ大統領の“火消し”も後押し要因となっています。さらにFOMC声明(31日)で「物価見通しが引き上げ」られたことで、無視されてきた米金利先高観にもようやくスポットライトが当たり始めました。米10年国債利回りが2014年4月以来の2.80%乗せを試す中、ドル円は109.746円(2/1高値)まで値を戻すに至っています(③)。

 

20180202take1(日足)

 

 こうした中、本日は米雇用統計が予定されています。事前予想は「非農業部門雇用者数(+18.0万人)」「失業率(4.1%)」「時間当たり平均賃金(+0.2%/前年比+2.6%)」となっており、まずはここからの乖離具合がポイントと見られます。ただ直近の同指標は“量⇒質”へとポイントが変化していることもあり、より注目されるのは「時間当たり平均賃金(+0.2%/前年比+2.6%)」ということになります。

 

 ここで注目したいのが、前記FOMC声明です。「(インフレ率は)2%をいく分下回ったまま」だったものが、「2%程度で安定すると見込まれる」に変わったことで、“米金利先高観”にもようやくスポットライトが当たり始めた感があります。

 

20180202take2(Fedウォッチ)

 

 もちろん金利先物市場から見た3月利上げの織り込み度はすでに「約78%(④)」に達しており、これがテーマであれば影響は軽微でしょう。しかしながら“予想以上に利上げペースが早まる可能性”に発展する可能性が指摘される中、年4回利上げの織り込み度はわずか「約21%(⑤)」に過ぎません。これに波及するようなことがあれば、大きなサプライズとなっても不思議ではないことになります。

 

20180202take3(日足)

 

 テクニカルに話を戻します。昨日上値を押さえられた109.75円水準(⑥)は、「1/26高値(109.765円 ⑦)」のみならず、「1/8高値-1/23高値を結ぶ下落トレンド(109.70円)」および「日足・一目均衡表転換線(109.725円)」とも合致(⑧)する、いわゆる“重要な節目”に当たります。特に前者のローソク足は“上下に髭を持つ長大陰線”を描き(⑨)、その後は“高値/安値”共に抜かれておりません。つまりその後に描かれたローソク足5本で「孕み(はらみ)線」を形成している格好であり、「陰の陽孕み」と呼ばれる形状といえます(⑩)。「何かのキッカケさえあれば、上昇トレンドに転換」が示唆される形状です。

 

そうした中で行われるのが、本日の米雇用統計です。直近はしょぼいものが続く同指標ですが、キッカケくらいにはならないか…?“上限(109.765円)”を明確に突破できれば文句なし(⑪)、仮に越え切れなくても“(終値ベースで)実体部分の上限(1/26始値:109.407円)を維持(⑫)”できれば、来週以降の期待が残る…。もちろん割り込むと“1/26安値(108.277円)割れ⇒昨年9/8安値(107.319円)を窺う(⑬)”となる可能性もゼロではありませんが、冒頭で記したように“(下値追い材料)は一つ一つ剥落もしくは後退”へと転じつつあります。

 

20180202take4(週足)

 

 イメージはまだ下方向に傾斜し続けていますが、次なるターゲットは“心理的な節目(110円ライン)”ではなく、“週足で見た孕み線の上限(111.216円 ⑭)”と考えたいところです。“明確に抜ければ”という前提はついて回りますが…。

 

(2018年2月2日執筆)

先週は予想外のドル安となってしまったが、米国の為替政策をめぐり市場は疑心暗鬼。今週は、米FOMCと米雇用統計の2台イベントと米テクニカルにもEUR高とGBP高が続く中で、BOEやECBは自国通貨高の抑制に動く可能性も消えず。

 

ムニューシン米財務長官のドル安発言にドルは下落し、IMF専務理事や多くの主要国中銀・政府筋から反発の声が上がる中、トランプ米大統領の発言にドル売りからドル買いへと一時変化。米財務長官の「ドル相場を動かそうとしたわけではない」と否定するも、米国の輸入関税措置など保護主義的な動きや、トランプ大統領と側近のロシア疑惑の捜査の懸念など、不安定な相場展開になりそうな雰囲気も強い。

 

トランプ大統領はダボス会議で、公正で互恵的な貿易の実現を主張。離脱したTPPについて「すべての参加国の利益になる」ことを前提に、復帰を検討する考えを表明するも、米国第一主義の流れを変えたわけではない。このような朝改暮令とも取られるトランプ大統領の発言は今に始まったことではないが、30日のトランプ大統領一般教書演説を注目したい。

 

ECBの年内の資産買い入れの停止を織り込み、EURUSDが約3年ぶりの高値で、1.25の大台を一時超えた今、ドラギECB総裁の「年内の利上げの確率はほとんどない」との発言と「ユーロの上昇は、不確実性の源で、米国発のドル安を巡る発言が金融情勢の変化につながる場合、ECBは戦略を見直す必要がある」も気になり、今週のEURUSD相場を通貨当局者の発言を注意したい。

 

GBPUSDはブレグジット当時の高値1.5018→安値1.1905の76.4%超を達成した今、先週にはハモンド英財務相がダボスで、「2016年のブレグジット直後の衝撃から経済が持ち直すに伴い、英国のインフレ率はピークを打ち、ポンドは上昇している」と発言。この水準からどこまで一方的なポンド高を通貨当局が容認することができるのか注目。今週はカーニーBOE総裁の議会証言がありその発言を注目したい。

 

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今週の【通貨ペア別のレンジ予想】

 

◎USDJPY【予想レンジ107.80~110.20】

 

先週は予想外の円高となり正直なところ戸惑っている。日銀展望レポートで2018年度の物価見通しを上方修正したことで一時円高へと動くも、黒田日銀総裁は「出口を検討する段階にはいたっていない」と緩和策の継続を主張し、米株高と米金利が上昇する中で、円売りの安心感も一時見られた。しかしながら、ムニューシン米財務長官発言のドル安発言が円買いの引き金となり、トランプ大統領や財務長官の否定発言にも市場全体でドル売りの流れは止まらず一時108.20台まで予想外の大幅な下落となっている。

 

テクニカルでは主要通貨でドル売りの流へと変化する中で、USDJPYも後追いしドル売りへと変化。昨年9月4日の安値107.32が当面の目標となり、108.50円以下のドル買い需要は引き続き多そうに思えるが、110円の大台を回復するには通貨当局の口先だけでは難しく、米国側の確固たるドルの信認回復の動きが必要となりそうである。

 

DailyチャートのBBは、Basis=111.25、Upper=113.79、Lower=108.72で、Basisを一時的に割り込み続落中

 

WeeklyチャートのBBは、Basis=112.28、Upper=114.79、Lower=109.76と、4月17日からLower~Upperレンジを割り込み続落中

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=7.39 D=24.36と、売りを継続しながらも売られ過ぎゾーンにある。WeeklyのStoch RSIは、K=11.31 D=31.42と、こちらも売りを継続中で売られすぎゾーンにある。

 

DailyチャートのMAは、200日MA close=111.74、high=12.15、Lower=111.33で、重要なポイントを割り込みな、Weeklyチャートの200MA close=112.51をも割り込み、ドル売りの流れを継続中。

 

IMM通貨先物は、【円】前週-119,350→-122,870(-3,520)、円は、2016年11月29日か61週間連続してショートで、NO.1の地位を維持。USDJPYは23日の集計日では110円台で推移するも、先週末に一時108.20円台まで円高が進んだことで、円売りポジションも縮小している可能性が高いと思われ、次週の数字に注目。

 

USDJPYオプションのリスクリバーサルではロンドンベースで、1週間が前週-0.85→1.0%とマイナス幅が拡大(円高リスクへ)し、1か月超もドルプット・円コールが拡大しており、円先高をヘッジする動きへ。

 

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◎EURUSD【予想レンジ1.21←1.2300~1.2500 】

 

1月12日の独二大政党が大連立政権継続に向けた政策文書で合意したことでユーロ買いが強まり、ユーロ圏の経済指標は強くECBは9月にもQEを終える可能性が高まり、1月16~17日にかけて通貨当局者からユーロ高けん制発言にもEURUSDの上昇は止まらず。1月24日のムニューシン米財務長官による「弱いドル」発言にその流れが加速し1.25の大台まで一時上昇。ドラギECB総裁からユーロ高をけん制する発言もあり現在に至っている。

 

EURUSDは6週続伸し一時1.2500の大台を超えて超えて約3年ぶりの高値となったことで、今週も通貨当局者によるEUR高けん制発言が気になる。また、1.25近辺では利食いのEUR売りが続く可能性も否定できず、1.2300を割り込むことがあればさらにその流れが加速する可能性も。

 

DailyチャートのBBは、Basis=1.2161、Upper=1.2470、Lower=1.1852で、Upperを上回る動きが続いているが、終値ベースでは1.25台を達成できず。

 

WeeklyチャートのBBは、Basis=1.1888、Upper=1.2298、Lower=1.1478と、Basisを中心とした動きからUpperを超え上昇、ユーロ高傾向を維持。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=93.14、D=78.53と、買い傾向が続くも買われすぎゾーンに位置。

 

DailyチャートのMAは、200日線のclose=1.1637、36日線はclose=1.2015と共に乖離幅が拡大し上昇傾向を維持。

 

WeeklyチャートのMAは、12月25日に36日線が200日線を上抜けしてから上昇傾向が続いており、先週末では36日線close=1.1812、200日線close=1.1564と乖離幅が拡大し参考にならず。

 

IMM通貨先物は、【ユーロ】前週139,490→144,717(5,227)、ユーロは、2017年5月9日から38週間連続してロングロングで、NO.1の地位を維持。144,717コントラクトのユーロ買いのポジションは、1月9日を上回り私がデータを取り出した2009年1月以来で最大。EURUSDも集計日の1.22台から一時1.25台まで上昇しており、ユーロ買いポジションがさらに拡大していると思われる。

 

EURUSDのオプションのリスクリバーサルは、ロンドンベースで1週間が前週0.70と変わらず。1か月は0.75→0.25%へと低下、1か月超もユーロコール・ドルプットが低下気味で、ユーロロングの調整の動きの可能性も強まる。

 

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今週の主な材料(1月29日~2月2日)

 

ムニューシン米財務長官(ドル安発言)、トランプ大統領(ドル高発言+TPP参加の可能性+保護主義姿勢)と、米国発の発言・材料で相場が動き先週を終えた。今週は月末・月初に当たり各国共に経済指標の発表が多くなるが、最重要と言えばもちろんながら、米国発のFOMCと米雇用統計となる。

 

FOMCは、政策金利のフェドファンドレート1.25~1.5%の据え置きは間違いないと思われている。CME Group FedWAtchでは96.4%の確率予測で据え置きが予想されており、3月21日には76.8%の確率予測で0.25%の利上げが、6月13日には56.1%の確率予測でさらに0.25%の追加利上げが予測されている。

 

31日のFOMCでは利上げ期待は非常に低く、新たなトレンドが出るような大きな変化を期待する動きは少ない。ただし、2月3日(土曜)にFRB議長はイエレン氏からパウエル氏へと変わり、イエレン氏にとって最後のFOMCで、なんらかの「置き土産」を期待したくなる(確率は低いのですが)。

 

2日の米雇用統計は、失業率=予想4.1% 前回4.1%、非農業部門雇用者数=予想18.2万人 前回14.8万人、 平均時給=前月比予想0.3% 前回0.3%、平均時給=前年比予想2.6% 前回2.5%となっており、非農業部門雇用者数と平均時給と合わせて判断する必要がる。非農業部門雇用者数が予想レンジの15~20.5万を、平均時給の前月比が予想レンジの0.2~0.3%を、前年比が予想レンジの2.5~2.7%を超える変化には要注意。

 

また、1/30 (火)米一般教書演説(政権の施政方針を米議会の上下両院合同会議で表明)の内容の相場変動要因と考えられる。

 

先週はEURUSDが一時1.25台、GBPUSDが一時1.43台を、ムニューシン米財務長官からドル安発言もあり達成する中で、ドラギECB総裁のEUR高けん制発言の効果は限定的となっていた。今週は30日のカーニーBOE総裁の議会証言を含めて、自国通貨高をけん制する発言が気になる週になっている。

 

今週はまたユーロ圏各国、カナダと2017年の第4四半期GDP・速報値の発表が多くなり、独を含めたユーロ圏各国や豪州のCPIの発表も相場変動要因となっている。

 

「主要な経済指標・イベント」
1/29(月)米個人所得・個人消費支出
1/30(火)ユーロ圏GDP、独CPI、カーニーBOE総裁議会証言
1/31(水)豪CPI、カナダGDP、米FOMC
2/1 (木)—
2/2 (金)米雇用統計

 

「米国発の経済指標・要人発言(一部重複)」
1/29(月)—
1/30(火)S&P/ケースシラー住宅価格指数、CB消費者信頼感指数
1/31(水)ADP全国雇用者数、シカゴ購買部協会景気指数、中古住宅販売保留件数指数、週間原油在庫
2/1 (木)単位労働コスト・非農業部門労働生産性、週間新規失業保険申請件数、製造業PMI、建設支出、ISM製造業景気指数
2/2 (金)雇用統計、ミシガン大学消費者信頼感指数、製造業受注・耐久財受注、ウイリアムズSF連銀総裁講演

 

「金融政策の発表」
1/29(月)—
1/30(火)—
1/31(水)FOMC
2/1 (木)—
2/2 (金)—

 

「今後の主要材料(一部重複)」
1/30 (火)米一般教書演説(政権の施政方針を米議会の上下両院合同会議で表明)
1/31 (水) FOMC
2/8 (木) BOE金融政策委員会
2/8 (木) カタルーニャ州新政権の承認投票を実施期限
2/9~25 平昌冬季オリンピック
2/12 トランプ政権、2019年度予算教書を発表
3月以降、EU首脳は英国とEU離脱の第2段階を協議予定
3/4 (日)イタリア総選挙
3/13 (火)ペンシルベニア連邦下院補欠選挙

 

今週の予定の詳細は別表をご覧ください。

 

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米議会上院が新たな予算案を可決することができず、米政府機関の一部が閉鎖となる事態が発生。独大連立協議の合意に向けて、21日に中道左派の社会民主党(SPD)の党大会はどのような結果をだすのだろうか? いずれにしてもこれらを材料に週明けから為替相場の変動は避けられず。

 

2018年も既に3週間を過ぎた。株高、金利上昇が続き、為替相場は一時のドル買いから逆にドル売り傾向が続いている。先週一週間を振り返ると、GBPUSD+2.10%(ポンド高)、USDJPY-1.95%(円高)、AUDUSD+1.59%(豪ドル高)、EURUSD+1.55%(ユーロ高)、NZDUSD+1.49%(NZドル高)へ。

 

USDCAD+0.68%(カナダドル安)と皮肉なことに、カナダ中銀は政策金利を0.25%引き上げ1.0%に決定。過去7か月で3度目の利上げ後にカナダドル売りへと変化している。まさに「Buy the rumor、sell the fact」

 

相場変動要因は各国それぞれ事情が異なるも、米国発からの材料としては米政府機関の一部が閉鎖のドル売りと、お腹いっぱいの米資産への投資から欧州債投資への変化や、ドル買いポジションの巻き戻しを除けば、ドル買い要因だけは変わらず(?)

 

昨年末の米税制改革法案が成立し、米国の年内3度の利上げ期待と、米10年債利回りが2.6%台と2014年7月の水準まで上昇し、NYダウは2万6千ドル台へと最高値を更新。直近ではリパトリ(本国への資金還流)減税とアップルのレパトリ税に絡む380億ドルの税支払がドル買い要因ともなっていた。このような中でのドル安傾向でもある。

 

円高は、1月9日に日銀が予想外の長期債の買い入れオペを減額したことから緩和縮小の思惑で始まり、テクニカルで円高傾向が強まっていることによる。緩和縮小は否定されてはいるが、1/23(火)日銀金融政策決定会合・黒田日銀総裁記者会見を注目せざるを得ない。

 

ユーロ高は、1月11日発表のECB議事録からで「早い時期にガイダンスの段階的なシフトについて検討」との結果を受けて、EURUSDは急伸し、一時1.23台まで上昇。通貨当局からのユーロ高牽制政発言と「フォワードガイダンス変更せず」の発言でユーロ買いも落ち着く。結局は1/25(木)ECB理事会・ドラギECB総裁の記者会見を注目せざるを得ない。とにかく21日のドイツ社会民主党(SPD)党大会では独連立協議で合意できるかが重要。

 

豪ドル高は、中国経済の影響に連動する動きもあり、中国GDPは予想を上回り貿易収支も改善へ。ドンブレット独中銀理事が「独連銀が人民元を外貨準備に組み入れることを決定した」と表明。外貨準備の構成比率がどうなるかは不明ながら、他の中銀でも人民元の外貨準備拡大+ドル準備の減少の可能性も気になる。また、資源価格と原油価格の上昇もあり、AUDUSDは0.80の大台を一時上回る水準まで上昇。

 

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今週の【通貨ペア別のレンジ予想】

 

◎USDJPY【予想レンジ 109.80←110.20~111.50】

 

USDJPYは、9月18日からボトムラインとなった110.80台を先週は一時割り込み110.20近くまで下落。110円の大台を割り込みストップロスやオプション絡みの動きを期待したが、失敗。昨年12月15日の日銀短観では、2017年度の自動車のUSDJPY想定レートは110.20円とあったことを思い出すが、偶然にもこの水準を円高のピークとして下げ止まる。

 

実需筋+資本筋、アップルのレパトリ税に絡むドル買いの思惑に値を戻すも111.50円の壁は超えられず。基本は110.20~111.50のコアレンジを想定しながらも、1/23(火)日銀の金融政策決定会合+黒田日銀総裁の発言内容(円高を避けると思われる)、米政府機関の一部が閉鎖のリスクに円買いを試す投機筋も。対クロスでは、ECB理事会の影響は、米国のGDPの影響も直接的に反応しやすい。

 

DailyチャートのBBは、Basis=112.10、Upper=114.05、Lower=110.15で、Basisを一時的に割り込みながら収束へ。

 

WeeklyチャートのBBは、Basis=112.24、Upper=114.99、Lower=109.49と、4月17日からLower~Upperのレンジは有効で、9月18日の週から継続中でBasis~Upper のレンジの割り込み売りへ。今週もlowerの109.50が下限の大きなポイントに。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=30.77 D=13.04と、買いへと変化し売られすぎゾーンにある。WeeklyのStoch RSIは、K=19.27 D=40.83と売りを継続中で売られすぎゾーンにある。

 

DailyチャートのMAは、200日MA close=111.72、high=112.12、Lower=111.31で、先週から111.72を割り込み、Weeklyチャートの200MA close=112.48割り込み、ドル売りの流れを継続中。

 

IMM通貨先物は、【円】前週-125,536→-119,350(6,186)と、円は、5週間ぶりに円売りが6,186コントラクト減少するも、2016年11月29日から続く円売りポジションは60週間も継続中で、円売りの金額もドル換算で135億ドルと非常に高水準が続いている。

 

USDJPYオプションのリスクリバーサルではロンドンベースで、1週間が前週-0.7→-0.85%とマイナス幅が拡大(円高リスクへ)し、1か月は-0.90→-0.85%と低下するも、3か月~12か月までの長いところはマイナス幅の拡大がみられる。1か月ボラティリティは1月上旬の6%近くから7.4%まで上昇中。

 

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◎EURUSD【予想レンジ 1.2100~1.2320】

 

ユーロドルは1月11日発表のECB議事録で「早い時期にガイダンスの段階的なシフトについて検討」から続くユーロ高傾向を維持するも、先週一週間を通じては、通貨当局者によるユーロ高けん制発言(この動きは1.21台でも見られ、一時ユーロ売りへと変化していた)や、「フォワードガイダンス変更せず」との発言にやや意気消沈。21日の独中道左派の社会民主党(SPD)の党大会で大連立が合意されれば再び上昇局面も考えられるが、基本は1/25(木)ECB理事会・ドラギECB総裁記者意見待ち。

 

DailyチャートのBBは、Basis=1.2049、Upper=1.2310、Lower=1.1788で、先週はBasisとUpperを一時上値けしながらも、1.23台で上げ止まり収束へ。

 

WeeklyチャートのBBは、Basis=1.1869、Upper=1.2204、Lower=1.1533と、Basisを中心とした動きからUpperを超え上昇へ。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=71.49、D=76.56と、売りへと変化し変われ過ぎゾーンにある。

 

DailyチャートのMAは、200日線のclose=1.1595にあり相変わらず現在値と大幅に乖離している。36日線はclose=1.1945、high=1.1984、low=1.1904と、highをボトムとした動きから1.22台へと上昇。

 

WeeklyチャートのMAは、12月25日に36日線が200日線を上抜けしてから上昇傾向が続いており、先週末では36日線close=1.1707、200日線close=1.1571となっている。

 

IMM通貨先物は、【ユーロ】前週144,691→139,490(-5,201)と、ユーロは、4週間ぶりに買いが-5,201コントラクト減収するも、2017年5月9日から続くユーロ買いポジションは37週間も継続中で、ユーロ売りの金額もドル換算で214億ドルと非常に高水準が続いている。

 

EURUSDのオプションのリスクリバーサルは、ロンドンベースで1週間が前週0.70と変わらず。1か月は0.55→0.75%へと上昇へ、3か月~1年も上昇し、ユーロ高リスクを意識した動きへ。

 

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今週の主な材料(1月22日~1月26日)

 

今週は、英国・米国のGDPや、NZ・日本・カナダのCPIの発表があり、日銀とECBが金融政策を発表する。米国は19日に予算案を可決できず、21日の独SPD党大会で大連立が合意できるのか? 週明けから相場変動のリスクが非常に高い。

 

日銀が1月9日に予想外の長期債の買い入れオペを減額したことで、量的緩和を縮小するのではとの思惑に円高が加速したことは忘れることができない。関係者は「それを意図したことではない」と否定はしているが、今週の金融政策決定会合と黒田日銀総裁の発言の重みは増している。

 

また、1月11日発表のECB議事録では「早い時期にガイダンスの段階的なシフトについて検討」との結果を受けて、EURUSDが1.20の大台をクリアして上昇傾向を維持していることは記憶に新しい。ただし、急速なユーロ高を危惧したのか、ビルロワドガロー仏中銀総裁、コンスタンシオECB副総裁、ノボトニー・オーストリア中銀総と要人からはユーロ高をけん制する発言が多く見られ、「フォワードガイダンス変更せず」との発言も多い。今回のECB理事会では金融政策の変更はないと思われているが、ドラギECB総裁発言はいつも以上に注目度が高い。

 

19日失効の米暫定予算は、米議会上院が新たな予算案を可決することができず、政府機関の一部が閉鎖となる事態が発生、今後どのように変化するのか? 交渉を継続しているといわれているが、週明けの相場動向には注意が必要でもある。

 

21日(日曜)は、メルケル独首相の運命を決めるといっても過言でない重要な日でもある。独大連立協議の合意に向けて、中道左派の社会民主党(SPD)の党大会があり、この場でメルケル首相率いる保守系のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立を結成し、同首相の政権担当4期目を実現できるか決まる。こちらも週明けの相場動向には中一が必要。

 

そして、米国と英国の第4四半期GDPの発表があり、金融政策と関連性の高い、日本、カナダのCPIの発表も控えている。

 

「主要な経済指標・イベント」
1/24(水)英雇用統計、日本貿易収支、ユーロ圏PMI
1/25(木)NZCPI、独IFO景況感指数、カナダ小売売上高
1/26(金)日本CPI、英GDP、米GDP、カナダCPI

 

「米国発の経済指標・要人発言」
1/24(水)米PMI・速報値、米住宅価格指数、米中古住宅販売、
1/25(木)米週間新規失業保険申請件数、米卸売在庫、米景気先行指数、米新築住宅販売件数
1/26(金)米GDP、米耐久財受注

 

「金融政策の発表」
1/23(火)日銀金融政策決定会合・黒田日銀総裁記者会見
1/25(木)ECB理事会・ドラギECB総裁記者意見

 

「今後の主要材料(一部重複)」
1/21 (日)ドイツ社会民主党(SPD)党大会、独連立協議決着へ
1/23~29 モントリオールでNAFTA再交渉
1/23~26 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議) 
1/25 (木)ECB理事会
1/30 (火)米一般教書演説(政権の施政方針を米議会の上下両院合同会議で表明)
1/30 (火)トランプ大統領はインフレ計画を公表
1/31 (水) FOMC
2/8 (木) BOE金融政策委員会
2/8 (木) カタルーニャ州新政権の承認投票を実施期限、場合によっては再選挙の可能性も。
2/9~25 平昌冬季オリンピック
3月以降、EU首脳は英国とEU離脱の第2段階を協議予定
3/4 (日)イタリア総選挙
3/13 (火)ペンシルベニア連邦下院補欠選挙

 

今週の予定の詳細は別表をご覧ください。

 

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先週の為替相場は一言でいえばドル全面安ながら、年始の相場は一方向の流れだけを見るのも危険では?

 

FRBの今年3回程度の利上げを確りと織り込み、米税制改革によるリパトリのドル買い要因を織り込みながらも、ECB、BOE、BOJ、RBA、BOCの緩和縮小からの変化を期待し、昨年ドルロングポジションの巻き戻しが続いている。

 

EURUSDは1.22台と2014年12月の水準へと上昇、GBPUSDも1.37台と2016年6月のブレグジット後の高値を更新しドル売りが加速、USDCAD+AUDUSD+NZDUSDは資源価格の上昇もありドル売り圧力はやや劣るも昨年9月時点の水準までドル売りが進み、USDJPYも昨年11月の円高水準となる110.80台を目指した動きとなっている。

 

新たに加わったECBの早期利上げとBOJの緩和縮小期待、独2大政党の大連立合意期待、スペイン・オランダはソフトBREXITを求めることで合意し、中国の米国債売却・停止の思わぬ可能性が表面化し、結果的に相場変動要因が多く材料に素直に反応する展開となった。

 

世界的に景況感は大幅改善し、成長の拡大が見込まれ、原油価格・資源価格の上昇はとまらず、世界的な株高と債券売り(利回り上昇)で、米10年債利回りはは2.6%のビックポイント近くへとトランプ大統領就任前後の水準へ上昇、2年債は2%台の大台を達成しリーマンショック当時となる2008年9月以来の高水準となっている。

 

米10年債利回りの上昇+株高=円安の方程式は何処へ? 市場は手のひらを返したように、テクニカルでのドル売りサインに反応しているが、年始の投機的なポジションの偏りが少ない中で、上下変動が大きくなることが予想され、一方向の流れだけを見るのも危険では?

 

イベントリスクだけを材料に考えれば、カナダ中銀が1.0%の政策金利を0.25%利上げることをある程度市場は織り込み・期待した動きとなっている。市場予想の多くは0.25%の利上げを予想、一部では据え置きの予想もありどちらに転んでもカナダドルの相場が動くリスクは高く、イベントでの取引が増えそう。

 

豪雇用統計は、失業率5.4%と変わらずの予想で、雇用者数は前月比予想1.5万人(前回61.6万人)と低下が予想されている。しかし、11日の豪小売売上高は予想外に強く、逆に5日の豪貿易収支は予想外のマイナスと強弱混在しており相場を動かす要因と考えられる。

 

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今週の【通貨ペア別のレンジ予想】

 

◎USDJPY【予想レンジ 109.40~111.80】

 

いつの日か日銀は緩和縮小へ!? と思いながらもその行動を注視する動きと、円ショートの巻き戻しを期待すると投機筋は多かった。先週は意図的なのかは不明ながら、日銀の超長期債オペを予想外に減額したことで市場は緩和政の縮小を予期し、それに円ショートの巻き戻しが加速し、ついに111円を割り込み昨年11月の円高水準へ。日銀は増長する緩和縮小の期待感を弱めながらの展開で、円安水準では円買いが強まることが予想されるも、一方的な円高を避ける可能性が高い。また、米債利回りの上昇が円安期待を弱める可能性も意識。

 

DailyチャートのBBは、Basis=112.63、Upper=113.97、Lower=111.29で、先週もBasisを割り込みこの水準が上限となっている。lowerをも3日連続で割り込み111.50をトップに戻り売り圧力を継続中。

 

WeeklyチャートのBBは、Basis=112.21、Upper=115.03、Lower=109.34と、4月17日からLower~Upperのレンジは有効ながら、9月18日の週から継続中でBasis~Upper のレンジの割り込み売りへ。今週はlowerの109.39が大きなポイントに。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=8.62 D=39.54と、売りを継続し、売られすぎゾーンで推移。

 

DailyチャートのMAは、36日線が200日線を上抜けし買い継続中ながら徐々に36日線が切り下がりドル売りと上値の重い流れが復活。200日MA close=111.70、high=112.10、Lower=111.29
で、highをボトムとした流れは破れLowerの111.29も抜けしている。

 

IMM通貨先物は、【円】前週-121,766→-125,536(-3,770)、円は、前週からショートが4週連続で小幅拡大。2016年11月29日から59週間続く円のショートは変わらず、ショートポジションNo.1も変わらず、円安を狙ったポジションに変化は見られず。

 

USDJPYオプションのリスクリバーサルではロンドンベースで、1週間が前週-0.2→-0.7%とマイナス幅が拡大(円高リスクへ)し、先週とは逆に、12か月までの長いところもマイナス幅の拡大がみられる。ボラティリティは急伸、長期低下後の動きは円高リスクを意識する流れへ。

 

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◎EURUSD【予想レンジ 1.2050~1.2220→1.2320】

 

先週は直近の上限1.21近辺を上抜け、テクニカルポイントの1.2220で上げ止まり、この水準を超えるとさらに上昇も意識。また、懸念材料の独二大政党が大連立政権継続に向けた政策文書で合意。ブレグジット交渉ではスペイン・オランダはソフトBREXITを求めることで合意し、英国・ユーロ圏経済の安心感が広まり、ECB議事録では「早い時期にガイダンスの段階的なシフトについて検討」とあり、1/25 (木)ECB理事会で何らかの動きを期待したくなる。

 

今週はこれらの材料が否定されない限り、ポジション調整のユーロ売り範囲にとどまり、また、ECBからユーロ高を意図的に抑制する発言(前回のEURUSD1.21では牽制発言によりEURUSDの上昇を抑えている)がない限り、押し目買いの流れを変える材料も乏しい。

 

DailyチャートのBBは、Basis=1.1946、Upper=1.2160、Lower=1.1733で、先週はBasisをボトムにUpperを上値けし上昇へ。

 

WeeklyチャートのBBは、Basis=1.1851、Upper=1.2147、Lower=1.1556と、Basisを中心とした動きからUpperを超え上昇へ。MonthlyチャートのBBはBasis=1.1283、Upper=1.2321、Lower=1.0244で、1.2320の水準を注目。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=34.80、D=32.40と、売られ過ぎゾーンから買いへと変化し、更なる上昇が見込まれる。

 

DailyチャートのMAは、200日線のclose=1.1591にあり相変わらず現在値と大幅に乖離している。36日線はclose=1.1895、high=1.1931、low=1.1855と、highをボトムに上昇傾向が続き、週末には直近の高値1.2100をもクリアし1.22台と上昇傾向が始まっている。

 

WeeklyチャートのMAは、36日線Close=1.16711が200日線Close=1.1579を上回り、さらなるEUR高を期待し高くなる動きを継続している。

 

IMM通貨先物は、【ユーロ】前週127,868→144,691(16,823)、ユーロは、前週からロングが4週連続で拡大。2017年5月9日から36週続くユーロのロングは変わらず、ネット+144,691は私がデータを取り出した2009年1月以来で最大で、ユーロ高を狙ったポジションに変化は見られず。

 

EURUSDのオプションのリスクリバーサルは、ロンドンベースで1週間が前週0.30→0.70%と大幅上昇。1か月超も前週と様変わりで3か月は-0.05%→0.35%へと上昇、ユーロ高リスクを意識した動きへ。

 

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今週の主な材料(1月15日~1月19日)

 

先週の材料を振り返って見ると、日銀の長期債オペ、ECB議事録、米CPI、NAFTA交渉、人民元設定方式の変更、朝鮮半島の緊張緩和、中国政府の米国債購入の縮小の有無をめぐり相場が動き、世界的に景況感は大幅改善し成長の拡大が見込まれ、原油価格・資源価格の上昇はとまらず、世界的な株高と債券売り(利回り上昇)となっていた。

 

米10年債利回りは2.5~2.6%へ、2年債が2%の大台達成、米株は高値を更新し、原油価格が2014年12月の水準へと急伸で、為替相場は本来ならドル買い材料にもかかわらず、弱い米コアCPIが材料視され、ECBの早期利上げ期待、日銀の緩和政の変更期待、中国の米債購入減少・停止リスク(のちに否定されたが?)と、新たな材料がドルロングの巻き戻しを誘発しドル売りへと反応している。

 

さて今週は、月曜日がキング牧師生誕記念日でNY市場休場となり、薄商いからのスタートとなる。米国発の経済指標や金融政策、イベントは極端に少なく、逆に、先週の為替相場をリードしたユーロ圏と英国と、カナダと豪州発の材料が今週の為替相場を動かす可能性が高く、先週同様に、EURJPY、GBPJPY、CADJPYの変動には注意が必要となっている。

 

独・ユーロ圏CPIは前回と変わらずとやや上昇が見込まれている。通常は予想通りの結果が多く相場変動のリスクは極めて少ないが、想定外の場合は1月25日のECB理事会の影響から相場が変動しやすい。

 

カナダ中銀が1.0%の政策金利を0.25%利上げることをある程度市場は織り込み・期待した動きとなっている。市場予想の多くは0.25%の利上げを予想、一部では据え置きの予想もありどちらに転んでもカナダドルの相場が動くリスクは高く、イベントでの取引が増えそう。

 

豪雇用統計は、失業率5.4%と変わらずの予想で、雇用者数は前月比予想1.5万人(前回61.6万人)と低下が予想されている。しかし、11日の豪小売売上高は予想外に強く、逆に5日の豪貿易収支は予想外のマイナスと強弱混在しており相場を動かす要因と考えられる。

 

「主要な経済指標・イベント」
1/15(月)キング牧師生誕記念日(NY市場休場)
1/16(火)独CPI、英CPI
1/17(水)ユーロ圏CPI
1/18(木)豪雇用統計、中国GDP

 

「米国発の経済指標・要人発言」
1/16(火)NY連銀製造業景気指数
1/17(水)鉱工業生産、設備稼働率、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、エバンズ・シカゴ連銀総裁発言、カプラン・ダラス連銀総裁発言、メスター・クリーブランド連銀総裁発言
1/18(木)フィラデルフィア連銀景気指数、住宅着工件数、住宅建設許可件数、週間新規失業保険申請件数
1/19(金)ミシガン大学消費者信頼感指数

 

「金融政策の発表」
1/17(水)カナダ中銀

 

「今後の主要材料(一部重複)」
1/19 (金)米暫定予算の期日
1/23~28 モントリオールでNAFTA再交渉の第6回協議
1/25 (木)ECB理事会
1/30 (火)米一般教書演説(政権の施政方針を米議会の上下両院合同会議で表明)
1/31 (水)FOMC
2/8 (木)BOE金融政策委員会
2/8 (木)カタルーニャ州新政権の承認投票を実施期限、場合によっては再選挙の可能性も。
2/9~25 平昌冬季オリンピック
3月以降、EU首脳は英国とEU離脱の第2段階を協議予定
3/4 (日)イタリア総選挙

 

今週の予定の詳細は別表をご覧ください。
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ドルの一方的な売りに警戒感も!

 

2018年も1週間が過ぎ、昨年12月から続くドル売りの流れは止まらず。特に米税制改革法案が本決まりとなってからは、クリスマスと年末・年始の時期を迎えてドル売りと円安の傾向が続く。

 

世界的に景気回復傾向が強まり、新興国株や主要国の株価は上昇、資源価格は上昇傾向を維持し中国経済もまずまず。米10年債利回りの動きは鈍い反面、米2年債は上昇を維持。

 

ドルは主要通貨や資源関連の通貨に対しても弱く、USDJPYは、5週連続で112~114円のレンジ相場を維持しているが、円クロスでは円安が加速しEURJPYは136円台と2015年10月の円高水準へ。

 

GBPJPYは終値ベースで見ると2015年、2016年の高値を更新し、昨年12月序盤の153円台が維持できれば2016年6月の英国のEU離脱を選択して急落が始まった水準が見えてくる。CADJPYは91円台と2017年9月に92円台トライが失敗した水準近くへ上昇し、92円台を達成すると2015年12月以来の水準となる。

 

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今週の【通貨ペア別のレンジ予想】

 

◎USDJPY【予想レンジ 112.50~113.80→上昇】

 

引き続き、他国との金融政策の違いによる円安思考は変わらず。先週の後半では3連騰の円安でクロスでも円安の大相場でリスクはノンストップのクロスでの円売りの調整。USDJPYと連動性の高い米10年債利回りは、2.3~2.5%で変わらずだが米2年債は上昇し、短期の日米金利差は拡大中。

 

今後も中期大枠で111~115のレンジ相場の継続が考えやすいが、抜け出す要因としては円クロスの動向次第。また、トランプ減税によるリパトリのドル買いが今後相場に影響する可能性もあり、将来の日銀の緩和解除の期待による円高リスクは残るも現状は円売が勝っている。

 

DailyチャートのBBは、Basis=112.93、Upper=113.75、Lower=112.11で、先週はBasisを割り込み、lowerをボトムに下げ止まり結局はbasisの112.93近辺で推移。

 

WeeklyチャートのBBも、Basis=112.12、Upper=115.17、Lower=109.08と、4月17日からLower~Upperのレンジで、9月18日の週から継続中でBasis~Upper のレンジを継続中。今週も大枠は112.12~115.17のレンジで推移する可能性が高い。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=36.05 D=17.99と、売りから買いへと変化し、売られすぎゾーンで推移。

 

DailyチャートのMAは、36日線が200日線を上抜けし買い継続中ながら徐々に36日線が切り下がっており上値の重い流れから先週は3連騰で終了。200日MA close=111.67、high=112.07、Lower=111.26で、highをボトムとした流れが続いている。36日MA close=112.56、high=112.89、Lower=112,25で、highを上回り、112.25~50をボトムに押し目買いの動きと、113円台の売り圧力を試す動きへ。

 

IMM通貨先物は、【円】-116,086→-121,766(-5,680)と、円は、ネット・ショートNO.1の座は変わらず。2016年11月29日から58週連続でショートを維持し、昨年10月10日から13週連続で10万コントラクトの大台を維持しており、円安を狙った動きは変わらず。

 

USDJPYオプションのリスクリバーサルではロンドンベースで、1週間が前週-0.3→-0.2%と低下(円安リスクへ)し、12か月までの長いところも低下傾向がみられる。ボラティリティは先週やや上昇するも、1か月6.4%台と12月12日以降は6%台の歴史的に見ても低水準が続き、USDJPY相場が動かないことを反映するも、いざ動き出すとその流れが続く可能性も気になる。

 

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◎EURUSD【予想レンジ 1.1885~1.2090→上昇】

 

1.20の大台を達成したことでテクニカルでも上昇傾向を意識せざるを得ない状況となっている。しかし、先週は1.20~1.21のレンジで推移し上昇力は乏しく、ポジション調整の売りが続く可能性も否定できず。

 

通貨当局による急激なブレグジット交渉の第一段階はパスし最近の好調な経済指標もあり、ECBのQEの縮小に続き早期の緩和縮の小期待と、リスクはEURロングの巻き戻し。

 

DailyチャートのBBは、Basis=1.1900、Upper=1.2101、Lower=1.1672で、先週はUpperを一時上回りEUR高傾向を維持。

 

WeeklyチャートのBBは、Basis=1.1837、Upper=1.2087、Lower=1.1587と、Basisを中心とした動きからUpperを試す動きとなっている。また、1.2092は9月4日の高値となっており、1.2060~90は重要なポイント。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=80.93、D=93.04と、売りから買いへと変化し買われすぎゾーンにある。

 

DailyチャートのMAは、200日線のclose=1.1521にあり相変わらず現在値と大幅に乖離している。36日線はclose=1.1861、high=1.1895、low=1.1826で、先週はhighを大幅に上回り乖離幅が拡大。

 

WeeklyチャートのMAは、36日線Close=1.1638が200日線Close=1.1587を上回り、さらなるEUR高を期待し高くなる動きとなっている。

 

IMM通貨先物は、【ユーロ】92,148→127,868(35,720)、ユーロは、ネット・ロングNO.1の座は変わらず。2017年5月9日から35種連続でロングを維持し、127,868はロングに転換してからのレコードで、ユーロ高を狙った動きは変わらず。

 

EURUSDのオプションのリスクリバーサルは、ロンドンベースで1週間が前週0.30%と変わらず。1か月は0.45→0.35%へ低下し年越えでリスク回避の巻き戻しが強いが、6か月から先は上昇し、EUR高リスクを意識した動きへ。

 

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◎AUDUSD【予想レンジ 0.7710~0.7920】

 

資源価格・原油価格の上昇が続き、新興国株の上昇は止まらずリスク選好の動きが続き、予想外に強い中国発の経済指標も後押しし、AUDUSDの上昇は止まらず。ただ、昨年12月に入ってから続くAUDロングの反動がリスク要因で、押し目の買いを期待。

 

DailyチャートのBBは、Basis=0.7710、Upper=0.7920、Lower=0.7501で、12月13日にBasisを上抜けしてからUpperを高値に上昇傾向が続いている。

 

WeeklyチャートのBBは、Basis=0.7774、Upper=0.8083、Lower=0.7465と、Lowerを下限にBasisを上回り4週続伸中。
DailyチャートのStoch RSIは、K=99.21、D=99.84とトレンドのある上昇の流れに買われすぎゾーンでの推移が続く。

 

DailyチャートのMAは、200日線のclose=0.7699にあり現在値と乖離している。36日線はclose=0.7654、high=0.7677、low=0.7630で、12月27日にhighを上抜けしてから7日続伸するも前週はオープンとクローズがほぼ同じ値で、ローソク足では転換を示しているのが気になる。

 

WeeklyチャートのMAは、36日線Close=0.7725で上昇傾向を維持し、4週連続で上昇し200日線Close=0.7856近辺で先週は終了している。

 

IMM通貨先物は、【豪ドル】-13,639→-20,026(-6,387)、豪ドルは、6月20日~12月12日まで26週間続いたネット・ロングポジションは、12月19日にショートへと変化し3週連続で継続。12月上旬から続く為替市場のAUDUSD買いの流れに連動せず。

 

AUDUSDのオプションのリスクリバーサルは、ロンドンベースで1週間が前週-0.20→-0.10%と低下、12か月まで低下傾向が続き、AUD先高リスクを意識した動きへ。

 

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今週の主な材料(1月8日~1月12日)

 

暴露本「炎と激怒-トランプ政権の内側」の影響の有無は? 米消費者物価指数は?

 

米税制改革法案も本決まりとなった昨年のクリスマス前から続くドル売りの流れは止まず、「かつて影の大統領バノン氏」対「トランプ大統領」の個人的な醜い戦いが今週の為替相場に与える影響の有無もちょっとは気になります。

 

いずれにしても米議会も今週から本格的に稼働し、次は1月30日の一般教書演説の前にインフラ投資計画を発表すると思われており、福祉制度改革を含めてこれを材料とした投機的な動きが考えられます。

 

今週も市場参加者の関心は米債利回りと米株の動向であることは間違いありませんが、昨年末に米税制改革法案が本決まりとなったことで、今年の米利上げ予測値が3回~4回程度と拡大し、米国のインフレ関連指標はより注目度が高くなっています。

 

今週は金融政策の発表はなく、米国以外ではインパクトの強い発表も少なく、米国のインフレ関連の経済指標に焦点が当てられています。1/10(水)米輸入物価指数、1/11(木)米生産者物価指数、1/12(金)米消費者物価指数と小売売上高が控えており、いつもながら米金利見通しの変化で相場が強く動くことが予想されます。

 

「主要な経済指標・イベント」
1/10(水)中国CPI、米輸入物価指数
1/11(木)米PPI
1/12(金)米CPI、米小売売上高、中国貿易収支

 

「今後の主要材料(一部重複)」
1/19 (金)米暫定予算の期日
1/25 (木)ECB理事会
1/30 (火)米一般教書演説(政権の施政方針を米議会の上下両院合同会議で表明)
1/31 (水)FOMC
2/8 (木)BOE金融政策委員会
2/8 (木)カタルーニャ州新政権の承認投票を実施期限、場合によっては再選挙の可能性も。
3月以降、EU首脳は英国とEU離脱の第2段階を協議予定
3/4 (日)イタリア総選挙

 

今週の予定の詳細は別表をご覧ください。

 

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20180108oota

2018年がスタートとします。1月1日の元旦は世界的に休場で取引はありませんが、海外市場では1月2日から新年の取引がスタートし相場変動が始まります。ただ、国内は1月3日まで休み4日スタートが多く、気分は12月30日~1月3日までの5連休です。

 

年始の為替相場の動きは、年末にポジション調整も終わり「いざ新年のスタート」に予想外に積極的に動く可能性もありますが、例年のことながら海外勢に先陣を譲り後追い相場になる可能性が高く、流れの本質も見誤り火傷をすることも多いのが過去の教訓です。

 

先週の米債利回りの低下、資源価格上昇と、ドル売りの流れがどのように変化するのでしょうか? また、影響力は徐々に低下していますが、トランプ大統領と北朝鮮に振り回される流れがどこまで続くのでしょうか? 市場のボラティリティが歴史的な水準まで低下している今、次の大相場を期待したくなります。

 

今週の重要な材料としては、米税制改革法案も本決まりとなり、次は1月30日の一般教書演説の前にインフラ投資計画を発表すると思われており、福祉制度改革を含めてこれを材料とした投機的な動きが考えられます。

 

ドイツでは1月3日に主要3政党が連立協議を開始する予定でその結果を注目しています。先日の世論調査ではメルケル首相へ4期目終了前の退任を望む声が過半数近いこともあり、求心力に不安が生じています。一方、強い独CPIや良好は経済指標にECBの緩和縮小の期待に上昇しているEURは何処までこの流れを継続できるのでしょうか?

 

1月6日にはスペイン・カタルーニャ州政権樹立交渉を開始する予定で、過去の結果から過大に危惧する必要もありませんが、場合によっては再選挙となる可能性もあり、注意が必要です。

 

今週は、新年早々で重要人物による発言は極めて予定は少なく金融政策の発表はありませんが、3日のFOMC議事録と5日の米国とカナダの雇用統計が最も重要で、予想外の結果に新年で投機筋の動きも活発で相場変動が加速する可能性が高くなります。特にカナダドルは資源価格の上昇もあり、強い数字では再利上げの期待がより高まる可能性もあります。

 

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今週の【通貨ペア別のレンジ予想】

 

◎USDJPY【予想レンジ 111.90~113.80】

 

引き続き、他国との金融政策の違いによる円安思考は変わらず。逆に、テクニカルベースではUSDJPYの上値が重くなり円高を期待する声も多くなっています。原油価格は2015年半ば以来の高水準となる60ドル台へ上昇、USDJPYと連動性の高い米10年債利回りは、2.3~2.5%のレンジを脱しきれず。結局は大枠で111~115のレンジ相場が続く半面、円クロスでは数か月来の円安水準となっています。また、トランプ減税によるリパトリのドル買いが今後相場に影響する可能性もあり、相場見通しは複雑。

 

DailyチャートのBBは、Basis=112.90、Upper=113.79、Lower=112.00で、先週はBasisを割り込み終了し、Lower~Basis112.00~112.90のレンジで推移する可能性が高い。

 

WeeklyチャートのBBも、Basis=111.93、Upper=115.21、Lower=108.66と、4月17日からLower~Upperのレンジで、9月18日の週から継続中でBasis~Upper のレンジでの動きが継続中で、今週も大枠は111.93~115.21のレンジで推移する可能性が高い。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=40.76 D=62.11と、買いから売りへと変化し、ニュートラルゾーンで推移。

 

DailyチャートのMAは、36日線が200日線を上抜けし買い継続で弱いながらも買いの流れを継続中ながら徐々に36日線が切り下がっており上値の重い流れへ。200日MA close=111.64、high=112.04、Lower=111.21で、high=112.01をボトムとした流れが続いている。36日MA close=112.67、high=113.02、Lower=112.35で、highの113.02とcloseの112.67を割り込み、112.01、112.35、113.00のポイントを意識。

 

IMM通貨先物は、【円】-114,373→-116,086(-1,713)、昨年11月29日から57週連続しショートで、NO.1ショートの座を堅持。年末ぎりぎりでもショートの減少は見られず、円売りの動きは変わらず。為替市場のUSDJPYは112~114のレンジを継続中。

 

USDJPYオプションのリスクリバーサルではロンドンベースで、1週間が前週-0.70→-0.3%と低下(円安リスクへ)するも1か月超では変化が見られず。ボラティリティは1か月6.4%と12月12日以降は6%台の歴史的に見ても低水準が続き、USDJPY相場が動かないことを反映するも、いざ動き出すとその流れが続く可能性も気になる。

 

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◎EURUSD【予想レンジ 1.1835~1.2090→上昇】

 

1.20の大台を達成したことでテクニカルでも上昇傾向を意識せざるを得ない状況となっていますが、9月上旬に1.20台を達成して通貨当局のEUR高牽制発言に下落した記憶を忘れることはできません。ただ、その後の変化を見るとブレグジット交渉の第一段階はパスし強い独CPIや最近の好調な経済指標もあり、ECBのQEの縮小に続き早期の緩和縮小期待も、最近のEUR高を後押ししているように思われます。

 

DailyチャートのBBは、Basis=1.1835、Upper=1.1968、Lower=1.1702で、basis~Upperのレンジから、先週はUpperを上回るEUR高へ。

 

WeeklyチャートのBBは、Basis=1.1823、Upper=1.2060、Lower=1.1587と、Basisを中心としたレンジ相場からUpperの1.2060の試す動きとなっている。また、1.2092は9月4日の高値となっており、1.2060~90は重要なポイント。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=81.04、D=89.58と買いの流れを継続ちゅうながら、買われすぎゾーンにある。

 

DailyチャートのMAは、200日線のclose=1.1490にあり相変わらず現在値と大幅に乖離している。36日線はclose=1.1816、high=1.1849、low=1.1778で、先週はhighをボトムに上昇傾向が続いている。

 

WeeklyチャートのMAは、36日線Close=1.1607が200日線Close=1.1596を上回り、新たなEUR高を期待し高くなる動きとなっている。

 

IMM通貨先物は、【ユーロ】86,224→92,148(5,924)、5月9日から34週連続でロングをで、NO.1ロングの座を堅持。為替市場ではEURUSDは1.2の大台へと上昇するなど、9月4日の週の高値1.2092を目指す動きを継続中。

 

EURUSDのオプションのリスクリバーサルは、ロンドンベースで1週間が前週0.25→0.30%へ、1か月も0.30→0.45%へ上昇。3か月超は変わらずで、短期的な上昇リスクがある反面、長期的には変化が見られず。

 

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今週の主な材料(1月1日~1月5日)

 

いよいよ新年がスタートします。

 

今週の重要な材料としては、米税制改革法案も本決まりとなり、次は1月30日の一般教書演説の前にインフラ投資計画を発表すると思われており、福祉制度改革を含めてこれを材料とした投機的な動きが考えられます。

 

ドイツでは1月3日に主要3政党が連立協議を開始する予定でその結果を注目しています。また、先日の世論調査ではメルケル首相へ4期目終了前の退任を望む声が過半数近いこともあり、求心力に不安が生じています。一方、強い独CPIや良好は経済指標にECBの緩和縮小の期待に上昇しているEURは何処までこの流れを継続できるのでしょうか?

 

1月6日にはスペイン・カタルーニャ州政権樹立交渉を開始する予定で、過去の結果から過大に危惧する必要もありませんが、場合によっては再選挙となる可能性もあり、注意が必要です。

 

さて、新年早々で重要人物による発言予定は少なく金融政策の発表はありません。重要なイベントとしては、3日のFOMC議事録と5日の米雇用統計が重要です。12月13日のFOMCでは予想通り0.25%の利上げを決定し、来年3度の利上げを示唆しましたが、米債利回りの低下と連動しドル売りが強まる引き金となった重要は日の議事録です。

 

米雇用統計は今週のメインイベントと言ってもいいでしょう。失業率=予想4.1%、非農業部門雇用者数=予想18.9(16~21万人)、労働参加率=予想62.7%、平均時給=前回26.55ドル、平均時給=前月比予想0.3%、平均時給=前年比予想2.5%、平均週間労働時間=予想34.5となっています。特に最近では非農業部門雇用者数と、インフレ動向=利上げ期待に直結する平均時給は非常に重要です。また、米ISM製造業景気指数とISM非製造業景気指数、米製造業新規受注も目が離せません。

 

カナダの雇用統計ですが、前回12月1日の雇用統計は予想外に強く、USDCADが1.29台から急落した過去の実績もあり、USDCADやCADJPY相場の変動には十分注意が必要です。

 

「主要な経済指標・イベント」
1/3(水)米ISM製造業景気指数、FOMC議事録
1/4(木)ADP雇用統計
1/5(金)ユーロ圏CPI、米雇用統計、カナダ雇用統計、米ISM非製造業景気指数、米製造業新規受注

 

「今後の主要材料(一部重複)」
2018年1月 トランプ大統領、インフラ計画を公表(1月30日の一般教書演説の前を目指す)福祉制度改革も今後のテーマに。
1/2 (火)為替市場を含め海外金融市場は取引を開始
1/3 (水)ドイツ主要3政党、連立協議開始
1/4 (木)東京市場は本格的に始動開始
1/6 (土)カタルーニャ州政権樹立交渉を開始予定
1/19 (金)米暫定予算の期日
2/8 (木)カタルーニャ州新政権の承認投票を実施期限、場合によっては再選挙の可能性も。
3月以降、EU首脳は英国とEU離脱の第2段階を協議予定
3/4 (日)イタリア総選挙

 

今週の予定の詳細は別表をご覧ください。

 

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20180101oota1

 

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 「米利上げ(12月FOMCでも25bpUP、2017年は計3回)」「2018年見通し(ドットチャート)も年3回据え置き」「米税制改革法案可決/成立」を背景に、前回掲載した以降のドル円は上値を探る展開になりました。しかし抜け切るには至っておらず、現在は上値を押さえられています。

 

20171229take1

 

 日足・一目均衡表先行スパンの“雲割れ回避”が反発を促した(①)ものの、明確に上抜けるには至っておりません。「膠着状態は変わっていない」ということになりますが、直近の“再び113円割れ(②)”を見れば、“上値が重い”がより囃されやすいのは事実です。

 

 もっとも「113円ラインより上で推移? or 下で推移?」に関しては、テクニカル的にはさほど大きな意味を持ちません。前記“日足・一目均衡表先行スパンの雲(執筆時は112.142-694円 ③)”でも割り込んで来ればまた話は変わってきますが、現時点では“20/50日移動平均線(同112.970-983円 ④)”を下回ったにすぎないからです。…にもかかわらず、“上値が重い”ばかりが囃されやすい現状は、押し目を拾うには絶好のチャンス…?

 

20171229take2

 

 振り返るってみると、今年(2017年)のドル円は“わずか11.287円の変動幅”に留まりました(⑤)。変動率に直すと“過去20年で下から3番目(9.4%)”であり、動意に乏しい一年だったといえます。日米金利格差を背景にした“円売り”と、緩やかな上昇に留まる米インフレからくる“高まらない米金利先高期待(ドル売り)”が引っ張り合い、「動くに動けなかった」というのが実状かもしれません。

 

 ただ同じように小動きに留まった“2015年(約10円/8.2%)”“2006年(10.9円/9.2%)”の翌年(つまり2016年/2007年)を見れば、“急変動”とはいわないまでも“そこそこ動いて(22.6円・18.8%/17円・14.2%)”いることが窺えます。あくまでアノマリーに過ぎませんが、「来年は動く」への期待は募るところです。

 

20171229take3

 

 再び日足・一目均衡表に目を転じると、まもなく“先行スパンの雲”に“ネジレ(112.480円水準 ⑥)”が生じています。それもちょうど“年末・年始(つまり流動性の乏しい時期 ⑦)”に当たっています。“変化日”として注目されるテクニカルラインであるだけに、今年も「年末・年初の急変動には要警戒」といえそうです。

 

 ポイントは、上方向が“ダブルトップ(⑧)の否定(12/12高値:113.747円)” “11/6高値(114.733円)”、下方向が“前記ネジレ(112.480円”“ダブルトップのネックライン(12/15安値:112.031円)”と見られますが、後者にはまもなく“100日移動平均線(同111.966円 ⑨)”も重なります。

 

 “米インフラ投資計画”、税制改革に盛り込まれた“本国投資法第2弾(いわゆるHIA2)”等、年明け以降は「ポジティブ要因が囃されやすい」と考えます。また日足・週足共に「先行スパンの雲の上」という状況もあって、個人的には「再び、上値模索が優勢」とも考えています。ただテクニカル的な観点で見ると、まだ「ダブルトップの否定(113.747円越え ⑩)/ダブルトップ完成(112.031円割れ ⑪)を見極める必要あり」といえそうです。

 

(2017年12月29日執筆)

メリークリスマス! クリスマス休暇と年末・年始を前にして、今週の為替相場は、重要な経済指標の発表もなく、政府・中銀関係者も長期休暇入りで要人の発言もなく、市場参加者も激減し一年で最も閑散で穏やかな相場になることが多い一週間を迎えます。

 

ただし、海外勢にとってはクリスマス明けが一年の始まりとなることも多く、年始の先取りする動きとなることも忘れてはなりません。また、可能性は非常に低いものの、クリスマス休暇を狙ったテロ攻撃や北朝鮮の事変など突発的な動きも気になります。それぞれの結果にも対応できる準備も必要ではないでしょうか?

 

大型選挙公約の実現に難産していたトランプ大統領は、30年ぶり大規模な税制改革法案を成立することが可能となり、米10年債利回りは上昇景況にあり、予想金額には差がありますが今後のリパトリ減税によるドル買いも期待できそうです。強気なトランプ大統領は1月の一般教書前にもインフラ計画を公表することになりそうで、2018年11月6日の米中間選挙をどう乗り切れるか、注目する動きとなっています。

 

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今週の【通貨ペア別のレンジ予想】

 

◎USDJPY【予想レンジ 112.80~114.00】

 

円相場に限らずこの時期の為替相場の変動は鈍く、USDJPYも大きな変化は期待できにくいのが実情です。ただ、海外主要市場がクリスマスホリデーで休日になる中で、東京市場だけがオープンしておりサプライズがあれば変動しやすくなることもあります。また、クリスマス休暇明けの海外勢の動向次第では、予想レンジを上回る変化のリスクありその方向にしばらく動くことも考えておく必要もありそうです。

 

DailyチャートのBBは、Basis=112.65、Upper=113.97、Lower=111.32で、先週はBasis~Upperのレンジ内で推移し、112.65~113.97のレンジ内で推移することが予想できます。

 

WeeklyチャートのBBも、Basis=111.76、Upper=115.22、Lower=108.30と、4月17日からLower~Upperのレンジで、9月18日の週から継Basis~Upper のレンジでの動きが継続中で、今週も大枠は111.76~115.22のレンジ内のいずれかで推移することが予想できます。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=67.45 D=52.55と、売りから買いへと変化し、ニュートラルゾーンで推移。

 

DailyチャートのMAは、36日線が200日線を上抜けし買い継続で弱いながらも買いの流れは変割らず。200日MA close=111.60、high=112.01、Lower=111.18で、high=112.01をボトムとした流れが続いている。36日MA close=112.76、high=113.14、Lower=112.43で、113.14をボトムに上昇することができるか注目。112.00、112.76、113.14がポイント。

 

IMM通貨先物は、【円】-114,123→-114,373(-250)、円は、引き続きNO.1のショートの座を維持。2016年11月29日にロングからショートへ変化してから56週間の長期傾向が続き、直近の3週間ではショートは11.4万台で変わらず、安定した弱さを示しています。

 

USDJPYオプションのリスクリバーサルではロンドンベースで、1週間が前週-0.80→-0.70%と低下、1か月超ではドルプット・円コールが減少傾向(円先安リスクの動き)にあり、年末のギリギリの調整なのか来週に向けた動きなのかは不明。

 
 
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◎EURUSD【予想レンジ 1.1780~1.1900】

 

ブレグジット交渉も何とか一段落。クリスマス休暇と年末年始相場で大きな変化は期待できそうにありません。先週に1.19台近くまで予想外に上昇した原因が、年末の特殊要因でEURGBPの買い要因なのかを確認しながら、1.1900を達成できなければ弱くムード再開の可能性も考えられます。

 

DailyチャートのBBは、Basis=1.1825、Upper=1.1926、Lower=1.1723で、2週間前はlower~Basisのレンジで、先週はBasis~Upperのレンジでの取引が続き、1.1825~1.1926のレンジを注目。

 

WeeklyチャートのBBは、Basis=1.1814、Upper=1.2036、Lower=1.1593と、Basisを中心と、lower~Upperのレンジを継続中で、中期的には1.16~1.20のレンジで変わらず。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=18.93、D=9.28と、売られすぎゾーンにあり売りから買いへと変化している。

 

DailyチャートのMAは、200日線のclose=1.1467にあり相変わらず現在値と大幅に乖離している。36日線はclose=1.1780、high=1.1815、low=1.1744で、先週はCloseをボトムにhighを上抜け上昇傾向が続き、1.19の大台を前に上げ止まるも、逆にhigh=1.1815をボトムとした流れとなっているが、このポイントを維持できるか注目

 

IMM通貨先物は、【ユーロ】113,899→86,224(-27,675)、ユーロは、ロングは減少気味ながら引き続きNO.1のロングの座を維持。先週は私がデータを取り始めた2009年以降で初めて10万台のロングを達成しましたが、今回は前週比で-27,675コントラクトと6月20日の週-34,201に次ぐ大きな減少幅となっている。

 

EURUSDのオプションのリスクリバーサルは、ロンドンベースで1週間が前週0.10→0.25%へ、1か月も0.15→0.30%へ上昇するも、3か月超では逆に低下、短期的な動きと中期的な動きが異なる結果となっており、年越えの動きと年初の動きは異なる。

 

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◎GBPUSD【予想レンジ 1.3300~1.3450】

 

ブレグジット交渉も何とか一段落。スペインカタルーニャ州選挙で独立支持派の勝利による影響が気になりますが、極端なEUR売りも考えにくいのではないでしょうか。今週はクリスマス、年末・年始相場で動きが鈍くなる可能性が高くレンジ相場の継続で大きな変化も期待薄です。

 

DailyチャートのBBは、Basis=1.3396、Upper=1.3512、Lower=1.3280で、ワイドながらもlower~Upperのレンジ内で推移し引き続き緩やかに縮小傾向となっている。

 

WeeklyのBBは、Basis=1.3218、Upper=1.3615、Lower=1.2822で、長期的な上昇傾向の中でWeeklyのBasisをボトムにした上昇の流れを維持し、1.3218をボトムとした動きも期待できる。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=21.29、D=19.8と、売られすぎゾーンにあり売りから買いへと変化している。

 

DailyチャートのMAは、200日線のclose=1.3014にあり相変わらず現在値と大幅に乖離している。36日線のclose=1.3308、high=1.3351、low=1.3253と、close~highの水準をボトムに下げ止まっているが上昇力は鈍く、レンジ相場が続いている。

 

IMM通貨先物は、【ポンド】11,388→20,388(9,000)、ポンドは、4週連続で小幅ながらロングを維持。主要7通貨のロングポジションがショートへ変化する記録的動きにもかかわらず、11月14週からロングの座を維持し我が道を歩んでいる。

 

GBPUSDのオプションのリスクリバーサルは、ロンドンベースで1週間が前週-0.25→-0.25%と変わらず、1か月は-0.35→-0.25%、3か月-0.60→-0.55%とマイナス幅が縮小しポンド安リスクは弱まるが、6か月超では大きな変化は見られず。

 

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今週の主な材料(12月25日~12月29日)

 

メリークリスマス、今年も今週で終わりです。重要な経済指標の発表もなく、政府・中銀関係者も長期休暇入りで要人の発言もなく、クリスマスを狙ったテロ攻撃や北朝鮮の事変など突発的な出来事がなければ一年で最も平穏な週となりそうです。

 

25日はクリスマスホリデーで、日本を除く多くの主要市場は休場となりお休みムード満開。26日はクリスマスホリデー・ボクシングデーで、欧州主要市場は休場ながら、米国市場は取引を再開することで、新たな動きを感じることができるかもしれません。

 

「主要な経済指標」
12/26(火)日本CPI
12/27(水)米CB消費者信頼感指数、米中古住宅販売保留件数
12/28(木)米週間新規失業保険申請件数、米卸売在庫、米シカゴ購買部協会景気指数
12/29(金)独CPI

 

「金融政策関連」
12/26(火)日銀金融政策決定会合議事要旨(10月31日開催分)

 

「今後の主要材料(一部重複)」
12/25(月)クリスマス、日本を除き世界的に多くの市場は休場
12/26(火)欧州市場の多くは休場
2018年1月 トランプ大統領、インフラ計画を公表(1月30日の一般教書演説の前を目指す)
1/2 (火)為替市場を含め海外金融市場は取引を開始
1/3 (水)ドイツ主要3政党、連立協議開始
1/4 (木)東京市場は本格的に始動開始
1/6 (土)カタルーニャ州政権樹立交渉を開始予定
1/19 (金)米暫定予算の期日
2/8 (木)カタルーニャ州新政権の承認投票を実施期限、場合によっては再選挙の可能性も。
2018年3月以降、EU首脳は英国とEU離脱の第2段階を協議予定

 

詳しくは別途予定表をご覧ください

 

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20171225oota

FOMC、BOE、ECBの金融政策の発表も終わり、クリスマス休暇を前に投機的な動きは弱まり実需中心の動きが強まる可能性が高くなっています。

 

今週の注目は米税制改革法案が下院でも可決され、期待通り22日までトランプ大統領が署名できるのでしょうか、今週の波乱要因となっています。 今週の相場に直接的な関係はありませんが、リパトリ減税によるドル買いが今後どの程度発生することが期待できるのでしょうか?

 

また、底堅く推移しテクニカルでは反転が期待できるAUDNZD、NZDUSDは順調に上昇することができるのでしょうか? USDJPY相場は、いつもながら上昇期待=裏切られ、下落期待=裏切られ、結局はワイドな111.00~114.50のレンジ相場を抜け出すことができるのでしょうか? (本音は期待していません)

 

先週のFOMCでは、想通り利上げを実施し来年の3度の利上げ期待が継続されていますが、期待していたタカ派の発言も見られませんでした。BOEもECBもタカ派的な動きは見られず、為替相場の変動は予想外に緩慢となり今週に続いています。

 

先週も米株上昇し米債利回りは2年債の上昇が続き、ドル円相場と関連性の高い米10年債利回りは安定しドル買い要因となっていますが。仮に米税制改革法案が下院でも可決され、期待通り22日までトランプ大統領が署名されるとドル買いの要因と考えていいでしょう。

 

格言にある、「buy the rumor、sell the fact」のリスクは否定できませんが、とりあえずはドル買いとなる可能性も意識せざるを得ません。逆に、成立できない事態にでもなれば、期待が裏切られドル売りが加速することでしょう!

 

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今週の【通貨ペア別のレンジ予想】

 

◎USDJPY【予想レンジ 111.50←112.00~113.00】

 

円相場は、クリスマス休暇を来週前半に控えて動きは緩慢になる可能性が高い。実需筋の動向次第で相場が動く可能性が高くなり、アジア市場では仲値水準の変動には注意が必要。引き続き米経済指標に一喜一憂しながらも、大手投機筋が不在で方向性を作ることは難しそう。ただし、米税制改革改革法案の成立は波乱要因。

 

DailyチャートのBBは、Basis=112.32、Upper=113.80、Lower=110.85で、先週は一時的にBasisを割り込むも終値ベースでBasisを安値に、Basis~Upperのレンジで推移。
WeeklyチャートのBBも、Basis=111.63を終値ベースでは安値に、Upper=115.05のレンジを9月18日の週から継続中で、この水準での動きが継続することが期待できる。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=63.45 D=84.89と、買いから売りへと変化し、やや買われすぎゾーンにあり現在もその流れを継続中。
 
 

DailyチャートのMAは、36日線が200日線を上抜けし買い継続で弱いながらも買いの流れは変割らず。200日MA close=111.62、high=112.04、Lower=111.20で、high=112.04をボトムとした流れが2週連続している。36日MA close=112.86、high=113.26、Lower=112.50で、close=112.86を高値にし、200日MAのhighの112.04のレンジでの動きが過去2週間続き、今週もこのレンジを意識しながら抜け出した方向に動きやすい。
 
 

IMM通貨先物は、【円】-114,267→-114,123(144)、円ショートはNO.1で前週とほぼ変わらず。昨年の11月29日以来55週連続のショートを維持し、ショートポジションも10月10日以降は10万コントラクト台を上回り、円ショートポジションの流れは変わらず。
 
 

USDJPYオプションのリスクリバーサルではロンドンベースで、1週間が前週-0.45→0.80%と上昇し短期的な円高リスクを強めながらも、1か月超では大きな変化は見られず、クリスマス休暇を直前に控えた安定した動きが期待できる。

 

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◎EURUSD【予想レンジ 1.1720~1.1900】

 

ブレグジット交渉も何とか一段落。オーストリアで極右政権との連立政権が成立した事のリスクは気になるも大きな動きは期待できず。要人の発言も極めて少なくムードはクリスマスムード突入相場。ただし、米税制改革改革法案の成立は波乱要因。

 

DailyチャートのBBは、Basis=1.1817、Upper=1.1935、Lower=1.1698で、一時的に上抜けしているが終値ベースではBasisを基本的に上値は重くlower~Basisのレンジが続いている。
WeeklyチャートのBBは、Basis=1.1810、Upper=1.2031、Lower=1.1589と、Basisを中心と、lower1.1589~Upper1.2031のレンジを継続中。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=18.93、D=9.28と、売られすぎゾーンにあり売りから買いへと変化している。

 

DailyチャートのMAは、200日線のclose=1.14388にあり相変わらず現在値と大幅に乖離している。36日線はclose=1.1751、high=1.1786、low=1.1716で、先週はCloseを中心に、lowをボトムにhighを上回る動きが続いている。

 

IMM通貨先物は、【ユーロ】93,106→113,899(20,793)と、ユーロのロングはNO.1で変わらず。5月9日から32週続くロングポジションで初めて10万の大台を達成し、ユーロの先高を意識したポジションが拡大中。

 

EURUSDのオプションのリスクリバーサルは、ロンドンベースで1週間が前週0.30→0.10%へ低下、1か月超でも低下傾向が目立っており、EURの先高リスクが低下している。

 

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◎GBPUSD【予想レンジ 1.3250~1.3500】

 

ブレグジット交渉も何とか一段落。メイ首相の支持率は低下傾向が続く中で、閣僚内での対立が気になるが、「政治ネタは長く続かず」の経験則から一時的なポンド安にとどまる可能性も強いがフォローもできず。クリスマス休暇ムードが強く結局はレンジ相場を脱しきれないのではと考えたい。ただし、米税制改革改革法案の成立は波乱要因。

 

DailyチャートのBBは、Basis=1.3374、Upper=1.3531、Lower=1.3217で、ワイドながらもlower~Upperのレンジ内で推移し緩やかに縮小傾向となっている。WeeklyのBBは、Basis=1.3202、Upper=1.3601、Lower=1.2803で、長期的な上昇傾向の中でWeeklyのBasisをボトムにした上昇の流れを維持し、先週の1.3202近辺が底値となる動きも期待できる。

 

DailyチャートのStoch RSIは、K=16.86、D=13.91と、売られすぎゾーンにあり売りから買いへと変化している。

 

DailyチャートのMAは、200日線のclose=1.2987にあり相変わらず現在値と大幅に乖離している。36日線のclose=1.32000、high=1.3246、low=1.3145と、close~highの水準をボトムに下げ止まっている。

 

IMM通貨先物は、【ポンド】6,406→11,388(4,982)は、ポンドは3週連続でロングを維持するも、9月26日から3~4週間ほどでロングとショートが入れ替わる動きが続き、先行きに対してもブル派・ベア派が混在。

 

GBPUSDのオプションのリスクリバーサルは、ロンドンベースで1週間が前週-0.15→-0.25%、一か月も-0.25→-0.35%とマイナス幅が拡大しポンド安リスクが強まるも、3か月超では大きな変化は見られず。

 

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今週の主な材料(12月18日~12月22日)

 

クリスマス相場の前哨戦へ突入。

 

今週も残り2週間。いあおうなしにクリスマス相場の前哨戦へと突入し大手の機関投資家やファンド勢が不在の中で動き難い展開が予想できる反面、いざ予想外の事が起これば短期的な変動が高まる相場になっています。

 

今週は、主要国の金融政策の発表もなく、要人の発言も極端に少なくなり、注目は米税制改革法案の年内成立の有無が目先の焦点の一つとなっています。

 

先週末には共和党指導部は税制改革法案をまとめテキストと概要説明を公表しました。下院は19日に採決を計画していますが、計画通りに採決でき期限と思われている22日にトランプ大統領が承認することができるのでしょうか?

 

簡単に説明すると、注目の企業の海外利益・海外滞留利益の現金に対し15.5%、現金以外8%課税する(リパトリ減税)。オバマケアが定める個人の保険加入義務は廃止する。法人税率18年からを35→21%に引き下げ、所得税の区分を変更し、最高税率区分を独身者で41.89401→50万ドルへ、夫婦合算申告47.701→60万ドルへ変更など。

 

リパトリ減税による為替相場でドル買いとなる影響は、「軽微」とか、「大きい」など、意見が分かれていますが、来年の第一四半期ではそれなりに影響があることは間違いなさそうです。

 

20日の党首討論も注目。15日のEU首脳会議でブレグジット交渉では、「移行期間や通商問題を協議する」次の段階に入ることを正式に承認しました。2019年3月29日の離脱期限に向け動き出していますが、第1段の交渉よりもより厳しくなることが予想されており、アイルランド国境の問題も曖昧なままです。英国内でも閣僚間の意見対立が噴き出る可能性も気になります。

 

21日のスペイン・カタルーニャ州議会選挙も注目。先の世論調査で独立賛成派の政党が過半数を割り込むとの結果となりましたが、仮に独立賛成派が過半数を維持することになれば、一時的に「混乱=EUR売り」となりそうですが、今までの経緯を考えれば逆に「政治ネタ続かず」の教訓から反発も考えらえます。

 

さて、今週の経済指標では米国発の材料が豊富で特に住宅関連の指標が目白押しです。重要なのは、NZ、米、英、カナダのGDPや、ユーロ圏とカナダのCPIと考えてもいいでしょう。

 

「主要な経済指標」
12/18(月)ユーロ圏CPI、米NAHB住宅市場指数
12/19(火)米住宅着工・住宅建設許可件数
12/20(水)米中古住宅販売件数
12/21(木)NZGDP、米GDP、カナダCPI、カナダ小売売上高、新規失業保険申請件数、米住宅価格指数、米景気先行指数、ユーロ圏消費者信頼感
12/22(金)英GDP、米個人所得・個人消費、米耐久財受注、カナダGDP、米ミシガン大学消費者信頼感、米新築住宅販売件数

 

「金融政策関連」
12/19(火)豪中銀議事録(12月5日分)
12/21(木)日銀金融政策決定会合、黒田総裁会見

 

「今後の主要材料(一部重複)」
12月19日 米税制改革法案、下院は19日採決を計画
12月20日 英首相、党首討論
12月21日 カタルーニャ州議会選挙
12月22日 米債券市場、NY時間午後2時までの短縮取引
12月22日 米税制改革法案を大統領に送る目標期限
12月25日 クリスマス、日本を除き世界的に多くの市場は休場
12月26日 欧州市場の多くは休場
2018年1月 トランプ大統領、約束のインフラ計画を公表(1月30日の一般教書演説の前を目指す)

 

詳しくは別表をご覧ください

 

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