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12/6
2016

カッパ先輩さん(1)2年で利益1.6億円!

今週から、カッパ先輩さんについてのコラムが始まります。

 

名ばかりの専業トレーダーだった4年間

 

「最初の4年間、正確には3年10か月の間は、ほぼ無職。『専業トレーダー』とはいうものの年間収支はマイナス10万円から20万円を行ったり来たりする程度で、収入はほぼゼロ。実家住まいだったので食事には困らなかったですが、ニートと変わらないですよね」

 

そう振り返るのは、専業トレーダーのカッパ先輩だ。「専業トレーダー」を名乗るのは自由だが、収入がなければ無職と変わらない。

 

「FXを始めたのは『ニコ生』(ニコニコ生放送)がきっかけでした。当時務めていた会社がサービス残業を強いるようなブラック企業。そのとき、ある有名FX生主の放送を見て、FXならひょっとしてお金を増やせるのかなと。サビ残(サービス残業)がいやでしたし、FXで稼げるなら稼ぎたいなと」

 

2011年、思い切って退職したものの、まったくの見切り発車だった。

 

過去のチャートを徹底的に検証する

 

「専業といっても1枚から5枚程度の取引がほとんど。デモでやっていた時期もあります」

 

とても専業とは思えない枚数だが、カッパ先輩はFXにしがみついた。

 

「当時は住宅のカタログを見ては『いつか稼いで新築するんだ』とモチベーションを高めていましたが一度、挫折したこともあります。FXはあきらめて介護関係の資格を取ろうと思ったんですが、それも難しそうだった。やはりFXしかないと思い、戻ってきました。この時期、ひたすらやっていたのが検証。メタトレーダー4(MT4)を過去にさかのぼりながら『このパターンだとこうなる』ということを徹底的に調べました」

 

覚醒後、月単位でマイナスになったのは2回だけ

 

長く続いた不遇の時代が終わり、カッパ先輩が勝てるようになったのは2014年10月だった。

 

「2回目の黒田バズーカが発射された月です。それからは月単位で見ると負けたのは2015年11月と今年10月の2回だけ。今はもうすぐ家を買えるところまできました」

 

勝てるようになってから2年。カッパ先輩が稼いだ金額は1億6000万円を超える。どんな考え方でトレードしているのか、聞いていこう。

 

カッパ先輩の累積利益推移
※クリックで拡大します

 

【プロフィール】
カッパ先輩
2011年にFXを始めるが約4年間の間、稼げない時期が続く。2014年10月以降、収支がプラスに転じ、2016年11月まで累積利益は1億6000万円。トレードスタイルはダウ理論をもとにしたスキャルピング。低い勝率を1トレードの大きな利益で挽回していくブレイクアウト狙いを基本とする。ツイッターのアカウントは「@yamakin4649」。

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11/29
2016

大魔王バーンさん(4)新興国通貨取引のポイント

今週も、先週に引き続き、大魔王バーンさんについてです。

 

(大魔王バーンさん(1)トルコリラ急落下でのスワップ運用についてはコチラ!)

 

(大魔王バーンさん(2)トルコリラを買いで短期回転についてはコチラ!)

 

(大魔王バーンさん(3)南アランドの短期トレードについてはコチラ!)

 

FX会社によるスワップ金額の差に注意!

 

トルコリラや南アフリカランドなどの新興国通貨を取引対象としているバーンさん。米ドルやユーロといったスワップ金利を味方につけられることが、そのメリットだというが、そこでひとつ気をつけないといけないことがある。

 

「スワップの金額がFX会社によって異なる点です。『どの会社が高い』というだけではなく、通貨ペアによっても異なるため、私は通貨ペアによって口座を使い分けています。トルコリラだと外為どっとコム、南アフリカランドだとDMM.com証券です」

 

スワップの金額は日々変わるため、ある時期に高かった会社が今も高いとは限らない。これから始める人は最新のスワップで比較してみるのもいいかも。

 

サプライズの金利引き上げでもトルコリラ急落の理由

 

「あとは情報ですね。トルコや南アフリカのような新興国は情報が少ないんです」

 

急騰・急落したときに「なにがきっかけだろう」と情報を探すのも大変。11月にもトルコリラは急騰、急落と乱高下した。急騰の原因は中央銀行の政策金利発表。事前の予想では据え置きだったのだが、発表されたのは0.25%の政策金利引き上げ。2014年1月以来の引き上げがサプライズとなった。これを見てトルコリラは一時急騰するのだが、すぐに反落へ……。何が起きたのだろうか。

 


※クリックで拡大します

 

新興国の情報不足はツイッターで補う

 

「情報を見ていないと、なにが起きたのかわからないですが、政策金利引き上の直後、欧州議会がトルコのEU加盟交渉を凍結する決議案を可決したんです。このニュースが伝わると、トルコリラは下落しました。でも、こうした報道、FX会社のニュース速報などを見ていてもすぐには流れません」

 

EU加盟交渉凍結のニュースを知らなければ、落ちたところで「押し目買いのチャンス!」なんて思ってしまうかも。マイナー通貨を取引する人は情報の入手方法を事前に考えておいたほうがいいかも。

 

「トルコや南アフリカの情報不足を補うため利用しているのがツイッター。新興国の情報を配信してくれるアカウントをフォローしています」

 

FXに欠かせないツールとなっているツイッター。バーンさんもツイッターを利用しているからトルコリラや南アランドを取引している人はフォローしておこう。バーンさんの話を聞いていると新興国通貨のトレードもおもしろそう。メジャー通貨だけでなく、新興国通貨の値動きもチェックしてみよう。

 

【プロフィール】
漫画 de 株FX 大魔王バーンさん
豪ドル/円の長期スワップ狙いで2009年にFXを始めるも、レバレッジの感覚に不慣れだったため、買った日の夜にロスカットされ一日分のスワップすら受け取れずに終わる。その後、独力で勉強を続け、昨年始めからトルコリラ/円を中心にした運用を開始。資金300万円に対して、これまでに受け取ったスワップは100万円間近に。Twitterアカウントは「@ bannboko」。

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11/22
2016

大魔王バーンさん(3)南アランドの短期トレード

今週も、先週に引き続き、大魔王バーンさんについてです。

 

(大魔王バーンさん(1)トルコリラ急落下でのスワップ運用についてはコチラ!)

 

(大魔王バーンさん(2)トルコリラを買いで短期回転についてはコチラ!)

 

ニュースで急落しやすい南アランド

 

トルコリラ/円とともに高金利通貨として人気なのが南アフリカランド。バーンさんも、南アランドを同時に取引している。

 

「いつもではないですが今年9月、10月ころにはトレードしていました。南アランドは世界的なリスクオフのニュースや、南アフリカ固有のニュースで急落することがあります。ただ、急落後に戻すことも多いので下げたところで買っておく、というやり方です」

 

乱高下しやすい新興国通貨。中でも南アフリカは世界的なリスクイベントはもちろん、政治的な混乱や鉱山でのストライキといった材料にも敏感に反応して急落する。

 

過去の下げ幅のデータをとり買い下がり

 

「過去に、どんなニュースでどのくらい下げたか、記録をとっているんです。それを参考にして3%下げたから少し買っていこうとか、3.5%だからもう少し買おうとか、計画的に買い下がっていきます。そうしないとすぐに死んじゃうので(笑)」

 

南アランドのボラは高い。計画を立てずに買い下がるとロスカットのリスクも大きい。

 

「目安としているのはレバ5倍。トルコリラ/円やヘッジのユーロ/円のポジションもありますから、そう大きく取引するわけではありません」

 

米大統領選の当日、トランプ勝利が濃厚となるにつれ円高が進んだ。このとき、南アランド/円も急落。その下げ幅は最大8%だった。ブレグジットとなった英国民投票時は14%だから、やはり南アランドのボラは大きい。

 


※クリックで拡大します

 

新興国通貨トレードの魅力

 

トルコリラや南アランドといった新興国通貨を主なトレード対象にするバーンさん。新興国通貨トレードの何が魅力なのだろうか。

 

「最大の魅力は高金利であること。もしも買った直後に下がってしまっても、多少の含み損ならしばらくホールドしてスワップを貯めながら戻ってくるのを待てる」

 

一日のスワップは数pipsでも保険代わりになってくれるのが新興国通貨トレードのメリット。値動きの大きさも魅力だし、日ごろメジャー通貨を中心にトレードしている人も新興国通貨のチャート、チェックしてみるとおもしろそうだ。

 

(大魔王バーンさん(4)新興国通貨取引のポイントについてはコチラ!)

 

【プロフィール】
漫画 de 株FX 大魔王バーンさん
豪ドル/円の長期スワップ狙いで2009年にFXを始めるも、レバレッジの感覚に不慣れだったため、買った日の夜にロスカットされ一日分のスワップすら受け取れずに終わる。その後、独力で勉強を続け、昨年始めからトルコリラ/円を中心にした運用を開始。資金300万円に対して、これまでに受け取ったスワップは100万円間近に。Twitterアカウントは「@ bannboko」。

 

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11/15
2016

大魔王バーンさん(2)トルコリラを買いで短期回転

今週も、先週に引き続き、大魔王バーンさんについてです。

 

(大魔王バーンさん(1)トルコリラ急落下でのスワップ運用についてはコチラ!)

 

右肩下がりのトルコリラでも負けない方法

 

トルコリラ/円をメインに取引している大魔王バーンさん。乱高下するトルコリラのヘッジとしてユーロ/円の売りを同時に行なっていることは前回、紹介したとおり。

 

ところが、トルコリラ/円のチャートを見ると、2016年は年初から下がる一方。いくらユーロ/円の売りでヘッジしようとも、下落率はトルコのほうが上。これではいくらスワップ金利を積み重ねても、含み損を勘案すれば損益はマイナスになってしまいそう。

 

「私がトルコリラを買い始めたころ、45円前後だったと思います。今は32円台なので30%近い下落。ただ、買ったままホールドしているだけだと、含み損がかさんでしまう。そのためトルコリラ/円のポジションもすべてを買いっぱなしにするのではなく、一部は上がったところで利益確定、下がったところで買い戻しと短期で回転させています」

 

25移動平均線を目安にして利益確定

 

そこで目安につかっているのが移動平均線だ。

 

「このところのトルコリラ/円を週足でみると25に設定した移動平均線に沿って下落しています。移動平均線から乖離して下げたところでは少しずつ買っていき、移動平均線まで戻したところで利益確定する、といった感じで回転させています。そうやってスワップ金利だけでなく、為替差益も得られると運用が楽になりますよね」

 

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※クリックで拡大します

 

決済しきれなかったポジションはスワップ狙いに転用

 

移動平均線まで戻らずに利益確定できなかったポジションはそのままスワップ金利用として残しておく。

 

「塩漬けになってしまっても、スワップ金利がたまっていくのでスワップを加味した含み損は減っていく。移動平均線まで戻らなくても含み損がスワップで相殺できるくらいまでたまったら決済することもあります。今だといちばんコストが高いのは42円くらいで買ったポジション。10円近い幅の含み損になっているので、早いところ処理したいですね」

 

とはいうものの、トルコリラを手がけ始めてから約2年での為替差損益はほぼトントンで、100万円近くのスワップ金利がのっかってくる。資金300万円だから、運用効率は非常に高い。

 

(大魔王バーンさん(3)南アランドの短期トレードについてはコチラ!)

 

(大魔王バーンさん(4)新興国通貨取引のポイントについてはコチラ!)

 

【プロフィール】
漫画 de 株FX 大魔王バーンさん
豪ドル/円の長期スワップ狙いで2009年にFXを始めるも、レバレッジの感覚に不慣れだったため、買った日の夜にロスカットされ一日分のスワップすら受け取れずに終わる。その後、独力で勉強を続け、昨年始めからトルコリラ/円を中心にした運用を開始。資金300万円に対して、これまでに受け取ったスワップは100万円間近に。Twitterアカウントは「@ bannboko」。

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11/8
2016

大魔王バーンさん(1)トルコリラ急落下でのスワップ運用

今週から、大魔王バーンさんについてのコラムが始まります。

 

トルコリラは年初から20%の下落

 

スワップ派に人気のトルコリラだが、2016年は年初の40円から32円台まで20%の下落。いくら政策金利7.5%の高金利通貨とはいえ、バイ&ホールドしているだけでは非常に苦しい状況にある。

 

「メインで取引しているのはトルコリラ/円ですが、今年の収支は勝ち越しです」

 

そう話すのは、トルコリラ/円のスワップ金利を狙う兼業トレーダーの「漫画 de 株FX 大魔王バーン」さんだ。トルコリラの急落、円高の進行にも関わらず、なぜ収支をプラスにできるのか。

 

「豪ドル/円でスワップを狙っていたことがあります。ところが2010年5月、NYダウでの誤発注の余波で豪ドル/円が85円から76円へ急落。ロスカットされて口座が飛んだことがありました。『ヘッジ』を入れるようになったのは、それからです」

 

クロス円の売りポジションで円高リスクを回避

 

スワップを目当てに円売りのポジションだけを持っていると、円高が進行したとき含み損が膨らむ一方。さらに円高が進めばロスカットされてしまう。

 

「それを避けるため、トルコリラ/円の買いと同時に、ユーロ/円の売りポジションを持つようにしています」

 

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マイナス金利でユーロ/円ショートはスワップ受け取りに

 

ともにクロス円の通貨ペアであるトルコリラ/円とユーロ/円はおおむね同じ方向に動く。一方を買って他方を売れば為替の変動リスクをある程度、帳消しにできる。しかし、クロス円の通貨ペアが他にも多数ある中、なぜユーロなのだろうか?

 

「米ドル/円でも何でもいいのですが、マイナス金利の影響でユーロ/円の売りだと、微々たる金額ですがスワップがもらえるためです。トルコリラ/円ロングでスワップがもらえ、円高リスクをヘッジするためのユーロ/円ショートでもスワップがもらえます」

 

ECBがマイナス金利を導入した2014年6月ころからユーロ/円のロングは支払いスワップ、ショートでスワップが受け取りとなる傾向にある。そのため、高金利通貨を狙ったスワップ運用で円高リスクをヘッジする相手として使いやすい通貨ペアとなっているようだ。

 

【参考】ガチンコFX スワップ比較

 

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※クリックで拡大します

 

(大魔王バーンさん(2)トルコリラを買いで短期回転についてはコチラ!)

 

(大魔王バーンさん(3)南アランドの短期トレードについてはコチラ!)

 

(大魔王バーンさん(4)新興国通貨取引のポイントについてはコチラ!)

 

【プロフィール】
漫画 de 株FX 大魔王バーンさん
豪ドル/円の長期スワップ狙いで2009年にFXを始めるも、レバレッジの感覚に不慣れだったため、買った日の夜にロスカットされ一日分のスワップすら受け取れずに終わる。その後、独力で勉強を続け、昨年始めからトルコリラ/円を中心にした運用を開始。資金300万円に対して、これまでに受け取ったスワップは100万円間近に。Twitterアカウントは「@ bannboko」。

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高城 泰

投資ライター 高城 泰(takagi yasushi)

早稲田大学政治経済学部卒業。編集プロダクション「ミドルマン」所属。「週刊SPA!」や「ダイヤモンドZAi」など雑誌や書籍を中心に活動するマネーライター。「超カンタン一点突破FX」(扶桑社)、「めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作ったiPhoneでFX入門!」(ダイヤモンド社)などFX書籍のプロデュースを多数手がけている。

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