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2017

トランプ大統領就任前のポジション調整は一旦終了か

直近の為替相場のテーマはコレ!トランプ大統領就任前のポジション調整は一旦終了か

 

週初は英サンデータイムズの報道で、移民制限を優先するハードブレグジットに向かうとの報道を受けて早朝からギャップを明けてポンドが1.20付近に下落し、ポンド円も136円台まで下落した。これを受けて全般的にリスクオフの円高、株安の流れになった。

 

また12月8日開催のECB理事会の議事要旨が発表されて、QEに反対する一部のメンバーが資産買い入れの延長に反対していたことがわかった。米金利低下とこの材料でユーロドルは上昇した。

 

メイ英首相はEU単一市場からの離脱を表明し、欧州の枠組みを越えた自由貿易を目指すと表明した。3月末までに2年間の離脱交渉を始める考えを明らかにしたが、最終的な離脱案に関しては、議会での承認を求める考えを示した。英国がEU離脱をめぐる12の優先項目についても説明した。結局会見が終わるとポンドはショートカバーされ1.24台まで反発。

 

トランプ氏の経済顧問のスカラムッチ氏(ヘッジファンドのスカイブリッジ・キャピタル創業者)はドルの上昇に慎重になる必要と述べ、またトランプ氏はWSJとのインタビューで米企業は中国と競争できないドルが強いためと述べるなどドル高へのけん制もドル安に拍車をかけた。

 

これらを受けてドル円は112円台中盤に下落したが、112円台は本邦輸入勢からの買い、また投資家の買いも噂されサポートされた。

 

昨晩イエレンFRB議長は、米経済が完全雇用に近づき、2019年までに年数回の利上げを想定、2019年末までに3%の長期中立金利に近づくと予想と述べたことでドルの上昇を加速させドル円は114円台後半に上昇した。

 

中立的な金利に動くのを待ちすぎれば、感度のインフレに見舞われる可能性があり、急激な利上げを余儀なくされる可能性があり、そうなればリセッションに陥る可能性があると述べた。

 

20日のトランプ氏の大統領就任演説への不安がある中で円高、株安となったが、118円台から6円ほど下落し、日経平均も19000円割れまで調整した後は反発の流れとなっている。

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2017

トランプ氏の会見後

直近の為替相場のテーマはコレ!注目されていたトランプ氏の会見

 

注目されていたトランプ氏の会見でしたが、彼の経済政策などの話は出てこないで、ロシアのハッキングに絡む話や、情報機関の話、一部の報道機関とのバトルが目立った会見内容で失望を誘うものだった。

 

投資家としては彼の経済政策、減税、インフラ投資、貿易政策などについて詳しく聞きたかったのですが、これに関してはあまりヒントになるような話はなかった。

 

米国が多くの国に対して貿易赤字を積み上げており、特に中国の名前が出てきて、日本なども出てきたが、今後これらの話多く出てくるようだと保護貿易や為替に絡む話にもなり注意が必要だろう。

 

会見時には一時ドル高、株高となり116.87、ダウは19973.42ドルまで上昇したが、その後はドル安、株安にドル円は115円のストップをつけて114.25付近まで下落、このまま大きく下落するかに思えたが再び115円台に。

 

ユーロドルも1.0622まで上昇したが、レジスタンスの1.0650~60を抜けきれずに再び1.05台に下落した。
米債券利回りは低下してドル売りの流れにはなったのだが、ドル円は115円を抜けたが、ユーロドルはレンジ内の動きとなりドル全面安にはならなかった。

 

またニューヨークダウも下げ幅を縮小したが、98ドル高とそれなりに上昇したことで、リスクオフの円高というわけでもなかった。
東京市場で日経平均は200円ほど下落、ドル円も115円を挟む動きになっている。ドル円の上値は徐々に重くなってきており、115~118のレンジが徐々にきり去っていくように思われる。115~118のレンジが113~116ぐらいのレンジになっていくのではないだろうか。

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2017

最初の取引が今年の縮図になるのか

直近の為替相場のテーマはコレ!1月の動きが1年を占う

 

かつて1月の動きが1年を占う指標となり、その意味で最初の1週間の動きが1年を占う動きになっていたこともあった。

 

近年はそのアノマリーもややあたらなくはなったが、昨年は1月から上海総合指数の急落によるチャイナショックに始まり、日本株も外国人の売りで急落した。

 

またドル円が重要なサポートである115円付近をした抜けし100円付近までの下落となった。

 

ブレグジットのときに一時99円を示現し、日経平均も15000円割れを2回行った。

 
ドル円の100円付近、日経平均の15000円付近がサポートされた後はもみありとなったが、トランプラリーで118円台、19000円台まで回復した。

 

さて本年最初の取引日である3日のマーケットだが、各国の経済指標は強くアジア、欧州株式は堅調に推移、ドル円も118円台を回復した。

 

米12月製造業ISMは54.7と前月の53.2、予想の53.8を上回った。

 

新規受注、雇用指数などの項目も強く2014年12月以来の高水準の指標を受けてドル円は一時118.60付近まで上昇しダウも170ドル高となった。

 

しかしトランプ氏がGMの車に対してメキシコから輸入するなら国境税をはらえとツイート、フォードがメキシコへの16億ドルの新工場建設をキャンセルしたことで、保護主義台頭を嫌ってドル売りとなり117円台前半に下落、ダウも上げ幅を縮小する動きとなってしまった。

 

また一時55ドル台まで上昇し1年半ぶりの高値を示現していたWTIがOPECの12月の生産量の減少が小幅にとどまったなどの観測が流れたこともあり3ドルほど急落したことも株価を押し下げた。

 

結局ドル円は117円台前半まで下落、ダウも上げ幅を13ドルまで縮小したが、117円台後半、ダウは119ドル高で終了した。

 

トランプ氏の言動がマーケットを動かしたように、今年は政治リスクや、地政学的リスクがこれまで以上に注目されるマーケットになるのではないだろうか。

 

しかし中央銀行の過剰流動性の供給は続いており、短期的には発言などで乱高下しても、結局は下値がサポートされるマーケットになるのではないだろうか。

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12/27
2016

年末年始の休暇についてのお知らせ

平素よりガチンコFXコラムをご覧いただきありがとうございます。

 

年末年始の休暇についてのお知らせさせていただきます。
誠に勝手ながらコラム更新について、下記期間をお休みとさせていただきます。

 

<コラム更新お休み期間>
2016年12月29日(木)~2017年1月3日(火)

 

なお、2017年1月4日(水)より通常通り更新させていただきます。

 

何卒ご了承いただきますよう、お願い申し上げます。

 

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12/22
2016

2016年最後のFOMCを受けて

直近の為替相場のテーマはコレ!2016年最後のFOMCを受けて

 

今回の『米利上げ』による相場への影響

 

先週はビッグイベントであるFOMCを経てドルの上昇は続いたが、株式市場に関してはまちまちの動きとなった。

 

ドルインデックスは週間で1.31%の上昇となったが、ドル円は2.22%の上昇、ユーロドルは0.76%の下落となりドルの上昇の中でもドル円の上昇、言い換えれば円の下落が顕著だった。

 

このドル円の上昇を受けて日経平均は2.13%の上昇、TOPIXは1.66%の上昇と日本株は顕著だったが、米国株の動きは、まちまちとなった。

 

ダウは0.44%の上昇となったが、SP500は0.06%の下落、ナスダックは0.13%の下落となった。

 

FOMCは予想通り0.25%の利上げを行いFFレートの誘導目標を0.5~0.75%とした。

 

GDPの予想は2016年が1.8→1.9%、2017年は2→2.1%に上方修正、失業率は2016年は4.8→4.7%、2017年が4.6→4.5%に上方修正、PCEは2016年は1.3→1.5%に上方修正し強い経済予想を出してきた。

 

ここからの『2017年の米利上げ予想』による相場への影響

 

注目されたドットプロットは、2017年末は1.25~1.5%のところに集中。

 

ということは2017年末まであと3回の利上げ予想となった。

 

この結果を受けて米10年債利回りは2.57%付近まで上昇し、FEDWATCHによると2017年12月までに1.25~1.5%への利上げの織込み度は42~43%となっている。

 

記者会見でイエレンFRB議長は経済は著しく進展し、小幅の利上げであまり影響を与えないだろうと発言。

 

緩和は引き続き継続、中立的なFFレートはかなり低い状態だが、インフレはまだわれわれが普通だと考えるものより低いものとなっていると述べた。

 

またドルのレベルについては語らず、トランプ氏の政策に関しても答えなかった。

 

ドットプロットで来年の利上げが3回になったことでドル円は114円台から118円台に上昇、ユーロドルは1.05を下抜けしてドル高が加速した。

 

今週に入り何度か118円台にはのせるが、さすがにここからの上昇の勢いは鈍っている。

 

しかし116.50付近もサポートされクリスマス休暇を前に116.50~118.50のレンジと思われる。

 

ユーロドルも1.0350付近がサポートされ1.0350~1.05のレンジなっており、クリスマス明けの市場が待たれる。

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ブロガープロフィール

田代 岳

アナリスト 田代 岳(tashiro gaku)

シティバンク銀行、スタンダード・チャータード銀行で、金融、マーケット部門で仕事をし、為替ディーラーとして活躍。マーケット部門の中で外国為替、金利、債券の取引を行い、資金の運用を担当した経験を活かして、日本の個人や中小企業に正しい金融情報を伝え、日本人の資金の有効活用、しいては金融で日本人を元気にすることが使命であると考えている。投資家向けのみならず、現在は一般の方や中小企業向けにわかりやすく話す講演やセミナーも人気である。

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